◆どうしようもないやつ◆
僕の後輩に、どうしようもないホストがいる
割とどうしようもない奴ばかりだったが・・・
それにしても酷い。
彼が僕の店に入店してきたのは、既に働いていた友人の紹介だった。
ホスト経験があるということで
着ているもの
持ち物
そんな外見的なことは基準をクリアーしていたので、特に面接をすることなく働かせてみた。
ある日、彼は僕に言った
『すみません、相談があります』
なんと、前働いていた店をきちんと辞められていないようで
そのお店の先輩から追い込みをかけられている・・・といった内容だった。
カワイイ従業員であり、どうしても働きたいという彼の熱意に負けて
僕は仕方がなくその『先輩』に話をしに行った。
結局、お金で解決をしたのだけれど
気になったのはその先輩が『個人的』に彼に対してわだかまりを持っているような気がしたこと。
『何かあるのかな??』と思ってはいたが、特に気にしないうちに忘れていた。
しかし、このホストには大きな問題が山ほど存在していた。
まず、嘘をつく。
ホストは嘘をついてもいい数少ない仕事だと僕は思っている。
しかし、一緒に仕事をする中で同僚や、先輩に対して嘘をつくことがどれだけ不利になるのか。。。
彼は気付いていたのだろうか。
次に、すぐに泣く。
ホストは、営業であれば涙を流すことも武器になるのかもしれない。
しかし、このホストは本気で泣く。
金にならない涙は僕に見せられても困るのだが。。。
更に、爆弾を落とす。
爆弾とは、同じお店のほかのホストの客に手を出すことなのだが
これ、基本的に禁止。
にもかかわらず、よった勢いで平気でデートに誘う。。。
何度か殺しそうになった。
ちょっと思い出すだけでもかなりある問題点(苦笑)
しかし、一番堪えたのは彼が店を辞める時。
急に『辞めたい』と言い出して
辞めるのは自由なのだけど、『明日から』なんて退店は認めるわけにもいかず(売り掛けも残っていたので)
一応罰金と、しばらく歌舞伎町では働かないという約束をさせた。
(一応競業避止)
が、なんと彼、既に他の店への入店を決めていて
当店のお客に着々と爆弾を落としていた。
で、本人は姿くらましちゃってるから仕方がなく
彼の荷物の差押をすることに。
彼の家へ行って驚いた。
なくしたはずのライター、サングラス、カバン、ネクタイ・・・・・・・
泥棒じゃん(苦笑)
かつて店で何度か盗難事件が発生した(中学みたいで情けない)
その多くが、彼の家から出てきちゃった。
もちろん彼は自白はしなかったけど
『それ、買ったんです』って(苦笑)
・・・屋上からつるしたら吐きました
ホストと言うのは確かに反社会的な仕事である
しかしだからこそ通さなければいけない仁義が確かに存在していると思う
彼は今、生きているのだろうか。
また、働いていた店の『先輩』に、今度は命を狙われていないだろうか。
ま、知ったこっちゃないけど。
◇僕の初任給◇
実は、高校3年の夏休みにとある町でホストのバイトをやったことがあった。
あくまでバイトなので、この話は抜きにして・・・
歌舞伎町で働き始めて始めての給料日に
僕は自分の目を疑った記憶がある。
30000円
一ヶ月で週3日くらいだったが
『日給 8000円』
なる言葉に騙されていたので・・・
はっきりいってビックリした。
僕はこの仕事をする前
他の会社で少し働いていたり、高校の頃に「イベント」で貯めたお金が多少残ってはいたが・・・
はっきりいってスーツだの靴だのといった初期費用でほとんど消えてしまっていて
給料をもらった時に
『あ、死ぬかも』
って本気で思ったことを未だに忘れられない。
今思うと、どうしてあれだけ必死に働くことができたのか。。。
リアルに生命の危機がせまっていたからなんだなぁって
■R■はじめに
一番初めに指名をもらったお客さんのことは
既に記憶にはありません(^^;
一番長く、僕を応援してくださったお客様について、まず書いてみようかなって思います。
当時僕は18歳、彼女も18歳でした。
彼女との出会いは『キャッチ』という、いわゆる仕事と言う名のナンパでした。
高校を卒業して、春休みだった彼女に僕は声をかけましたが
まさかあんなにも長い関係になるとは思ってもいませんでした。
彼女は、特にお店に呼ぶわけでもなく
新人だった僕の生活を支えていました。
これから、彼女との関係をゆっくりアップしていきたいと思います。
途中、かなり内容的に適切でない表現も含まれると思いますので・・・
気分の悪い方は見ないほうがいいかもしれません。
