edihadoyのブログ

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基本的に愚痴。
書かなくても読まないと思いますが、読まなくていいですよ。

Amebaでブログを始めよう!
離婚して、一人暮らしになって、しばらくして、宅配DVDサービスに入会した。
「自宅に届き~」みたいなコマーシャルがうけて、DMMが有名になったが、もちろん、レンタルビデオの雄、TSUTAYAがサービスを運営しないはずがない。

昔、バイトをしていたことがあり、これが重要だが、その日々が楽しかったことから、TSUTAYAのDISCASを使うことにした。

毎月8枚まで貸してもらえる定額プランに入っているので、少し頑張って見ないともったいない。
月に6枚ぐらいは見てると思う。

毎回2枚送られてきて、片方はブログにも書いたツナグ、もう一枚は今回の、「のぼうの城」を借りた。

で、感想。
評価も高く、20000人の軍勢を前にしても怯まなかった、500人の忍城軍と、その城代を描く、という、日本人の大好きな判官贔屓を煽るような紹介のされ方をしていたが、俺は、たいして面白くはなかった。

ストーリーは、実にシンプルで、ジャンルとしては時代劇。
1582年、というテロップから始まる時代は、太閤秀吉が、日本中をノして回っていた時代だ。

冒頭、秀吉は岡山にいて、とある城を水攻めで陥落させる。
この映画の最大のウリ、水攻め、を予感させる始まり方だ。
この映画は、2010年には作られていて、公開を待つだけだったらしいのだが、明けて2011年、3月に、日本は、現実に、水攻めの恐怖を味わうことになる。
東関東大震災。
俺は、不謹慎、とか言うつもりはないが、まあ、国民の感情を慮って、公開を延期したんだそうだ。

太閤秀吉にとって、「超うざったい」のは、関東を牛耳っている、北条家の存在。
古くは、政子やら、時宗やらから代を成す、関東の首領。
忍城に住む成田氏は、北条家のトリマキのひとつだ。

で、それを攻めるのが、五奉行の一人、石田三成。
歴史上、最も有名な合戦、関ヶ原でも家康に敗れるなど、いいとこまで行くけど、パッとしないことで有名な、あの人だ。
作中の忍城攻めでも軍勢の規模の違いもあり、勝つには勝つが、今ひとつ、光は当たらない。
本作の主人公は、あくまでも、敗軍の将、成田長親だ。

長親は、日頃から、農民達との親交も深く、「でくのぼう」という言葉から、「のぼう様」と呼ばれている。
こういうストーリーの常として、彼の配下には、槍の名手だったり、巨漢の侍大将だったり、若いが知恵の働く武士がいたりする。

近隣の、利根川を用いて、水攻めを行う、石田三成。
本作の水攻めはすべてCG。
ファイナルファンタジーの召喚獣、リバイアサンよろしく、大量の水が襲いかかる。
3メートルほどの豪流として描かれていたが、史実は、こんな大津波ではなかったんじゃないかな。

そして、更に、異様なのは、長親の田楽踊り。
一回目の水攻めを受けた成田氏側の奇策として、長親が勝手に利根川に船を出し、敵方に向けて、舞を舞うのだが、これがまた、見てる方が恥ずかしい。
歌舞伎役者?の、野村萬斎を使っているので、舞としての完成度は高いのかもしれないが、それにつられて、愉快に踊る、三成側の兵士達。
物語をもとに作られた映画なので、「敵味方を忘れて舞に興じる」とでも書いてあったのかもしれないが、これは、「ねぇだろ」と思わざるを得ない。

最終的には、三成側から狙撃されて終わるのだが、戦時中であれば、怪しい船が近づいてきた段階で火矢を放たれるだろう。
おそらく、緊張感を忘れ、談笑でもしようものなら、それだけで、上官の鉄拳制裁だろう。
それを、手を叩いて一緒に歌い、あまつさえ、踊り出すんだから、意味がわからない。

もしかしたら、地域活性化のために、地元の名士を題材にして、学校教育の一貫として、中高生に見せるものだったのかもしれないが、固めの作品が好きな人は、あまり好きじゃない気がする。

まあ、レンタルビデオや、テレビ放送で見るぐらいの価値かな。