今回はちょっと街角ポートレートでも!と、知り合いのモデルさんにお願いして出かけてきました。

 

ただ、あいにくの曇天で自然光オンリーでは良い(好みの)トーンが出にくい…

※トップの写真は自然光ではなく、後でお話している"3"のパターンで撮影しています。

 

 

 

ちなみになんにもしないで撮るとこんな感じ。

もちろん、露出を上げればもう少し明るくはなるけれど、現場イメージはこんな感じということで…

 

こういう時には

1. 少しでも光の差し込んでる場所を探して、立ち位置やポーズで演出する。

2. 現場にある照明(お店の照明、看板、などなど光っているものすべて)を利用する。

3. ストロボを使う

が大事になってくると思います。

他にもいろいろありますが今回はこの3つで。

 

1と2は見つけたらラッキー! その光の中で イメージどおりに光が当たるように、

モデルさんに立ち位置やポージングをお願いすればオッケーです。

 

3に関しては、ストロボに苦手意識のある初心者さんも多いのではないでしょうか?

当然ながらカメラ内蔵のストロボは真正面に光ってしまうので、「ストロボ光ってまーす!」な、顔真っ白写真になってしまったり… 

ライトスタンドにストロボセットして、リモート発光させて自由に光をコントロール!?…どえらく大変じゃ…

もちろん後者が理想です。

 

が、今回はすこしでもローコスト&シンプルにというお話をしたいので。

まずは、3のお話から。

今回はちょっとした工夫をしながらより良いトーンを作っていく様に撮ってみます。

用意するのはクリップオンストロボ。

 

TTLオートなどは使わないので、激安のもので十分ですが、

・なるべく明るいもの GN(ガイドナンバー)50以上がいいと思います。

・首振りができて自由に向きを変えれるもの。

・拡散板(すりガラスみたいなの)と、キャッチライトパネル(白いプラスチックの板)がついているもの

 (写真の状態)

 

 

これを使って…

記事トップの画像は、ストロボ自体は斜め上45度方向に向けて、直接は当てず、

キャッチライトパネルの反射光で顔に光を当てています。

 

 

この写真は、画面外左にも壁のある通路です。

ストロボは左の壁に向け、左右の壁で乱反射させて全体をなるべく明るくし、

さらにキャッチライトパネルも使うことで、瞳にキャッチライトを入れています。

 

次の2枚。

 

 

キャッチライトパネルの反射のみで。

ストロボの光量をそれなりに上げていると、キャッチライトパネルだけで、そこそこ柔らかい光で照明を当てられます。

背景まではストロボが届かず、暗い状態なので、人物を浮き立たせることができます。

 

ストロボを直接当てないで、壁に反射させたり(バウンス)、キャッチライトパネルの反射だけを使うなどすれば、

曇天でも比較的くっきりした写真が撮れると思います。

 

ちなみにストロボを使う際、まずは

・カメラはマニュアルモードで

・ISOは100〜400くらいで

・シャッター速度は、ストロボとシンクロ可能な最大値(機種により若干の差あり 今回は1/200で設定)

・ストロボの明るさは、被写体のみを浮き上がらせる明るさに(今回は1/32前後で撮っています)

・そして、絞りで全体の明るさのバランスをとる

・ホワイトバランスはマニュアルで5600k〜6000kくらい

 

そして、

デジタルカメラの場合、ストロボの明るさに関しても、

まずは難しく考えずに撮ってみて、

明るすぎるならストロボを暗くしてみる、絞りを開く、閉じるをしてみる。

どんどん試して試行錯誤すれば、すぐに慣れると思います。

 

さて最後に1と2に関してですが、

 

歩きまわっていると、

建物の暗い通路の壁にお店の看板が光っているのを発見!

看板も白ベースだったので、いい具合の光です。

 

その光を上手く受ける位置にモデルさんに立ってもらい、顔の向きなども確認して撮影。

もちろん、看板は画面外に(orレタッチで消す)しないと、見る人の目がそっちに奪われるので注意ですね。

 

 

というわけで、今回は街でいろんな光を探したり、ストロボでちょっとスパイスを加えて撮るといったお話でした。

 

モデルさん:KuMi @E20moh6gpPIzmXL

 

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