雫井脩介原作。
何気に僕の中ではミステリーベスト3に入ります。
重々しい文体で影のある主人公。
警察を正義ではなく「権力」として描いている部分が印象的。
読書に優しくない伏線がたまらないですね。
はい映画。
主演 トヨエツ。
もう聞いた時から楽しみで。
だからなおさら残念で。
ごめんなさい。言います。
駄作です。
何だか原作→映画・ドラマ(2時間もの)のパターンは個人的にダメです。
ミステリーだと尚更。
小説の細かい描写って映像にはできないですよね。
そこは俳優の表情とかカメラワークで表現してて。
それじゃ足りないと思うのは僕の鈍感な才覚でしょうか?
語り手ありきで響くのは主人公投影病から?
話を戻してこの原作の好きなところは
昼ドラ顔負けの各々の野心のドロドロのせめぎ合いなんですよ。
足りません。
植草が悪かった。
曾根さんは良かった本当に。
津田長の人柄も役にあってる。
原作の犯人とのチェイスの時の臨場感。
2つの事件がシンクロするあの高揚感。
巻島が背負ってきた十字架から開放される安堵感。
原作>>>映画
トヨエツが良かっただけに残念。
ただ
「今夜は震えて眠れ」
あそこだけは原作以上のクオリティ。
はい軽いブログおしまいw