雫井脩介原作。


何気に僕の中ではミステリーベスト3に入ります。

重々しい文体で影のある主人公。

警察を正義ではなく「権力」として描いている部分が印象的。

読書に優しくない伏線がたまらないですね。




はい映画。



主演 トヨエツ。




もう聞いた時から楽しみで。



だからなおさら残念で。

ごめんなさい。言います。



駄作です。



何だか原作→映画・ドラマ(2時間もの)のパターンは個人的にダメです。




ミステリーだと尚更。

小説の細かい描写って映像にはできないですよね。

そこは俳優の表情とかカメラワークで表現してて。

それじゃ足りないと思うのは僕の鈍感な才覚でしょうか?


語り手ありきで響くのは主人公投影病から?




話を戻してこの原作の好きなところは

昼ドラ顔負けの各々の野心のドロドロのせめぎ合いなんですよ。



足りません。




植草が悪かった。

曾根さんは良かった本当に。

津田長の人柄も役にあってる。




原作の犯人とのチェイスの時の臨場感。

2つの事件がシンクロするあの高揚感。

巻島が背負ってきた十字架から開放される安堵感。




原作>>>映画





トヨエツが良かっただけに残念。




ただ




「今夜は震えて眠れ」








あそこだけは原作以上のクオリティ。






はい軽いブログおしまいw






今日からブログを始めます。


基本的には読んだ本、観た映画、考えさせられた言葉などその時の自分の想いを積み重ねていく為のもの。




「人間は自分の知識以上のものを創造できない。」




らしいので。

この意味のないブログがいつか僕の創造への想像力の原動力となることを願って。



・・・・・上手いこと言ったなんて思ってませんよ?




さぁスタート。

まずは



「空中ブランコ」   奥田英朗



前から注目はしてたんですよ。目に着くし。


感想。普通。

別に面白くないよねコレ。直木賞?

よくあるショートストーリー。



デブの医者伊良部(イメージほりえもんw)

が悩む野球選手や小説家、サーカス団員の悩みを破天荒な治療?を通して解決していく。

確かに良いリズムで進んで読みやすいんだけど、その悩みの原因がなかなか深く結びつかない。



まぁそこにいたる着地点を

想像するのがこの小説の醍醐味なのかな?



ただキャラが良い。

デブ伊良部は、はっきり言って奇人で友達にはしたくないんだけど、各々の主人公と同じく憎めない。

何なんだろコレ。癒される。主人公側からの普通の描写なんだけど、深みがある。

最初は怪訝な顔をしている彼らがついつい納得していく様は

「ほら見たことか」と言いたくなる。



看護婦。

何かすごいエロい。顔とかほとんど描写ない。胸。太もも。

男なら妄想せざるを得ない記述ばかり。



しかもさ




ツンデレ




かよ。最強だよあんた。





一番良かったのは大人になって保身に走り、「らしさ」を失った精神科医。

義父のカツラは自分自身の心に被せた蓋?のメタファーじゃないかなとか・・・・思った。


忙しい中でも「らしさ」を失わない人間でいたい。

「らしさ」を思い出させてくれる友人を大事にしたい。


そんな感じ。










てか俺のこの文章に深みは全くないなw

もう少し文章になれていかないとな。





誰も見てないからこそ自分の意思で、自分の言葉でちゃんと継続しよう。