いつまでも付きまとう悪夢
どれだけ月日が流れても変わらない嫌悪と吐き気
一度味わった痛みはどうしたら消えるのか
いくら消そうとしても
どんなに振り払おうとしても
絡め取られる蜘蛛の糸のように
蟻地獄に落とされるように
引き戻される
海の底に沈むように
繰り返される痛みも傷も
もう二度と取り戻せない思いも
戻れない道も
進めない道も
望みもしない恐怖も
それでも進まなきゃいけない
例えそれが蕀の中でも
足を止めたらそこから崩れ落ちてく
久しぶりに味わったどうしようもない嫌悪と吐き気と格闘中
ずっと消えなくても
ずっと抱えたままだったとしても
とにかく前へ
自分の知る痛みが多ければ多いほど
人の痛みも感じられる
必要な力を得たのだと信じて
痛みを持たない人間などいない
それをどう捉え、行動するか
真価はいつでも問われる
時を選ばず