住宅の品質・・ | デザイナーズハウスに住もう!

住宅の品質・・

お題で「シロアリ」という形で、特定の項目に絞っていますが、基本的にしっかりした工務店に施工を依頼することで、おそらく、最も基本的な事項である「シロアリ対策」なんかは、だまっていてもしてもらえるようなレベルの問題です。


住宅に関る関係者を上げてみると、「施主」「建築家・設計事務所」「施工会社」+α「プロデュース会社 」って感じでしょうか。最近は、この施主の立場にたって、住宅・建築に素人である施主の利益を守る形で、関るプロデュース会社の存在がクローズアップされていますが、これら関係者がひとつのチームをつくって、住宅というひとつのプロジェクトを完了させる、という形になります。


「住宅」を完成させる上で、最も重要になってくるものは、「施工会社の施工品質」です。いくら、いい設計図を作成しても、それを具体的な形にする上で、キチンとした品質のものを造ることが出来なければ、まったく意味がありません。


どうすれば、品質のシッカリした建物を造ることができるのでしょか?それは、施主の立場に立って、工事を監理する専門家の存在であったり、良いものを造ろうという、施工会社そのものの意識や意欲が重要な役割を果たすことになりますね。


建築家・設計事務所は自分の作成した図面の通りに施工がなされているか、施工の品質であったり、意匠の監理であったりと、施主の代理として、工事を監理することで、キチンとした建物が完成するまで、チェックを繰り返していきます。

また、施工会社は自らの意思で、キチンと施工をしようとすることに加え、監理者・・・建築家・設計事務所・・・のチェックや指導を受けて、設計図書に基づいて、建物を建設していきます。やはり、その一連の工事の中で、最も大切になってくるのは、現場監督の意識・意欲でしょう。現場監督の質、現場管理能力が、そのまま、建物の質に直結してくると思います。施工会社としては、良い監督をそろえること、育てることが、施工会社の施工能力を高めることに繋がります。


こういう一連のプロジェクトを統括的に管理するのが、プロデュース会社の役割ですが、施主の意向に適した建築家・設計事務所の選定・紹介、施工会社の選定・紹介、見積もりのチェックなど、ひとつのプロジェクトとして、完成まで、いろいろなポイントを施主の代理として、確認していくことになります。


そういう関係者がそろって初めて、良い建物が完成し、お客様に引き渡すことができるわけですよね。

先日から、悪徳リフォーム会社のトラブルが報道されていますが、それは、騙す会社自身が悪いことが根本的な問題ですが、施主自身が専門知識を持たないことも、問題点として上げれると思います。だれかに相談できる人・専門家が居れば、おそらくこのような問題・トラブルはおきなかったに違いありません。

さらに、施工会社にまかせっきりにせず、施工自体をチェックする体制が取れれば、お金を払う必要などもなかったはずです。


もしリフォームや家を建てるときに、不安な気持ちになったり、心配なことがあるなら、専門家・・・第三者的にチェックしてくれる人・・・に相談してみることもひとつでしょうね。そこで、費用が発生したとしても、結果的に質の良い建物、自分自身で差配するよりもより品質の高い建物を、手に入れることが出来るわけですから、コストパフォーマンスは良かった、という結果になります。


このようにして、建物を建てる、リフォームする、ということをしていれば、基本的な「シロアリ」なんかの対策は全く問題ないでしょうね。基本は、良い建物を建てよう、提供しようという、意識・意欲が大切になってくるのでしょうね。