今日、自宅で見た映画、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』。星星星星


エディット・ピアフ~愛の讃歌~ (2枚組)/ジェラール・ドパルデュー,カトリーヌ・アレグレ,パスカル・グレゴリー

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昨年のアカデミー賞でマリオン・コティヤールが主演女優賞を受賞した作品。
大人になってから晩年までのエディット・ピアフを演じきった演技には圧倒される。
他の映画での可愛らしい演技とは全く異なる、鬼気迫った、迫真の演技。
実際に映画の中で使用されている歌は、エディット・ピアフ自身の歌声を使用しているようだが、
歌い方、ブレスの取り方まで真似をした、というだけあって、表情から口の形まで、
実際に歌っているようにしか見えないほど。
声すらも、いつもとは違う、低い声になっており、彼女の変貌ぶりには脱帽させられる。

両親からの愛情を知らず、娼婦に囲まれて幼少時代を過ごしたエディット。
父親の大道芸一団と共に過ごすようになってからは、歌を歌い始める。
大人になってからも道ばたで歌を歌って生活していた彼女は、
ある時キャバレーで歌わないか、とスカウトされる。

事件に巻き込まれたり、親しい人との別れも経験するが、
彼女の歌声は素晴らしく、次第にキャバレーではなく、
コンサート・ホールで歌う歌手へと成長していく。

ボクサーのマルセルと知り合った彼女は、マルセルに妻子がいるにも関わらず、
彼に対して深い愛情を抱いてしまう。
お互い深く愛し合っていた2人だったが、マルセルは家庭を捨てることはなかった。
エディットはパリ、マルセルはニューヨーク、と別々の場所で生活している彼ら。
マルセルがエディットに会いに行くため、乗った飛行機が墜落してしまい、
マルセルは帰らぬ人に。
それから2度結婚を経験するも、マルセルより愛した人はいなかったようだ。

その後も歌うことへの情熱を捨てきれず、身体がままならない状態であっても、
ステージへ立とうとするエディットの姿は痛々しいながらも、情熱や信念を強く感じる。
最後のステージとなったはオリンピア劇場は、奇しくも彼女が名声を勝ち得た場所だった。

映画のラストで、エディットが癌で死去する直前に、思いがけなかったことを告白する。
彼女には娘がいたのだが、娘さえも病気で失ってしまった、と告白し、幕を閉じる。

繊細であるが故に、人とは違った行動を取ってしまう。
「ばら色の人生 / La Vie en Rose」などの名曲で美しい声を披露した彼女だが、
破天荒で、気性の荒い、気分屋な部分も多分にある。
見る人によっては、なんて我がままで面倒な人なんだろう、と思う人もいると思うが、
そこには常に愛情への飢えのようなものがあったように思える。

残念なのは、作品が140分と長い上に、映画の中で時間軸が前後するため、
エディット・ピアフという人の人生を順を追って理解するのは難しく感じてしまうこと。

英語圏の作品に慣れている人にとっては、マリオン・コティヤールとジェラール・ドパルデュー以外
知らない俳優ばかりだろうし、冗長的に感じるかもしれない。
前述したように、ストーリーには分かりにくい部分もあるし、
いわゆるハリウッド映画のような派手さもないが、マリオン・コティヤールの演技だけでも必見。
今日、自宅で見た映画、『今そこにある危機』。星星星星

今そこにある危機 アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]/ハリソン・フォード,ウィレム・デフォー,アン・アーチャー

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トム・クランシー原作のジャック・ライアン シリーズ3作目。
ハリソン・フォード主演になってからは2作目。

大統領の友人家族が殺害される事件が起こる。
大統領の指示で捜査を始めるCIAの面々。
ハリソン・フォード扮するCIAのジャック・ライアンは、
被害者が違法麻薬取引で多額の金を受け取っていたことを突き止める。
コロンビアにある麻薬カルテルの存在を探し出したジャックは
大統領から未だに銀行口座に残っている被害者が受け取った大金を押収するため現地へ向かい、
そこでCIAの一部から秘密裏に依頼を受けて秘密工作をしているジョン・クラークと会う。
彼の情報で麻薬カルテルの情報を得たジャックは、FBI長官と共に、再びコロンビアを訪れるが
奇襲攻撃に会い、長官も友人をも失ってしまう。

内部から情報が漏れていると疑ったジャックは、CIA内部のコンピューターへ侵入し証拠を掴むが
大統領の許可を得たと言う指示書を示されてしまう。
ところが、ジャックが証拠を掴んだことを知った彼らは、
コロンビアで秘密工作を行っていたジョンの部隊を見殺しにする。
撤退するための物資をも供給しないと言い渡されたジョンは、
コロンビアにやって来るジャックを待ち伏せし、事情を聞き出す。

麻薬カルテルの情報源が、親分を裏切ってCIA内部と取引していたことを把握した2人は、
麻薬カルテルの元へ乗り込み、情報源と熾烈な格闘を繰り広げ、捕虜となっていた兵も取り戻す。

アメリカへ帰国し、大統領から口止めされるジャックだったが、
無実の人の死を思い、大統領をののしり、上院委員会へ報告することを決意する。

麻薬や汚職等、きちんと扱ったら重いテーマも含まれているが、
あくまで娯楽作品らしく軽く見せているところが良さになっている。
大統領の汚職に対して真っ向から立ち向かい、
1人でも立ち上がろうとするジャックの姿勢は素晴らしいが、
そういった人間ドラマというよりは、あくまでも楽しめる娯楽作品に仕上がっている。


この映画とは全く関係ないけれど、コリー・ハイムがオーバードーズでお亡くなりになったそうです。
ご冥福をお祈り致します。
今日、自宅で見た映画、『恋愛上手になるために』。星星星

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グウィネス・パルトロウの弟、ジェイク・パルとロウが監督を手がけた恋愛をテーマにした作品。

倦怠期気味のカップル、ゲリーとドーラ。
一緒に住んでいるものの、お互いの発言に棘があったりでしっくりこない。
話していても、いつのまにか言い合いになってしまい、一緒にいても楽しくなくなってしまっていた。
そんな時、ゲリーの夢に理想の女性が登場する。
マリアと名乗るその女性は、その後もゲリーの夢に登場し続ける。
彼女の夢を見続けたいゲリーは、明晰夢とやらの講座まで受けに行く始末。
そこでもらった解説書を元に、マリアの夢を見続ける。

ある日、街を歩いていたゲリーの目に、マリアの写真が飛び込んでくる。
モデルとして活躍している現実の女性と夢に出てくるマリアが瓜二つ。
早速親友のポールに相談し、彼女が何者なのかを突き止めて欲しいと依頼する。
調べた結果、メロディカという名前であることが判明。
ポールが仕事に彼女を起用し、ゲリーも対面できることに。
二人きりになって話もするのだが、夢の中の彼女と現実の彼女とのギャップについてゆけず、
彼女を怒らせてしまうはめに。

そんな中、夢に取り付かれ、奇妙な行動に走ってしまっているゲリーに嫌気がさし、
ドーラが家を出て行ってしまう。
そうすると、今度は夢の中にマリアと共にドーラも出現。
段々とマリアからドーラへと気持ちが傾いていく。

意を決してドーラの元を訪れたゲリー。
そこにとんでもない不幸が。
道を挟んでドーラと話していたゲリーに車が激突。
昏睡状態で見た夢の中で、ゲリーはマリアではなくドーラを選んだ。

というところで終わるのだが、
キャストが豪華な割に(グウィネス・パルトロウ、ペネロペ・クルス、ダニー・デヴィート等)
いまいちストーリーにメリハリがない。
夢と現実は違う、現実の方がより大切だ、ということを伝えたいのだとは思うのだが、
展開も描写も説得力に欠ける。
もっとゲリーとドーラが現実世界で、どのようにして関係を修復させるのかを描いて欲しかった。