たまには、真面目に竿燈囃子について書いてみる。
先日の、お囃子の練習会にて、いつもと少し違った練習をやってもらった。
内容は、
とにかく下太鼓をおもいっきり強く長い時間(強制的に)叩く
ってだけ。
強く叩くように気合いをかけつつ、指示するまで交代させないという、今までやった事のない、ややスパルタな練習。
何故、そんな練習をしたのか。
前半の練習を見ていて、力をセーブして叩いている人が多い感じがした。
実は最近、練習中に違和感を感じていて、汗だくになって練習してる人が少なくなったなぁと・・・
もう、十年以上いろんな練習生を見てきたけど、
やっぱり上達が早い人は、練習中一回叩き終ると息を切らして、季節関係なく汗だくになってる人が多い。
練習中、力をセーブする理由はそれぞれかもしれないけど、
練習でセーブしてたら本番で100%の力を発揮できないし、せっかく練習してるのに成長もしない。
セーブする=出来る範囲で叩く
出来るようになるため、今より上達する為に練習するのであれば、もっとがむしゃらにやるべきだと思う。
長時間叩くと手が痛い、筋肉痛になる、辛い・・・etc
じゃあ、しっかり音を出しつつ、
手が痛くならない方法はないか、
長く叩く方法はないか、
自分で探りながら一回一回自分の限界を超えるまでやってみて、出来なければ何度でも挑戦する。
例えば、
Aの人
1+1=2
2+2=4
4+4=8
8+8=16
Bの人
1+1.5=2.5
2.5+3=5.5
5.5+6=11.5
11.5+12=23.5
左の数字が自分の実力。
右の数字が練習の質。
Aの人に比べて、Bの人のように、実力プラス0.5の練習でこれだけ差が出る。
まして、練習で力をセーブすると、
1+0.5=1.5
1.5+1=2.5
2.5+2=4.5
4.5+4=8.5
こんな計算みたいには行かないかもしれないけど、理屈はこうなんだよね。
だから練習で自分の番が来たら、これ以上はきついなぁって所からもう一歩頑張って叩いて欲しいなと思った次第です。
次に、なにを目指して練習してるのか。
妙技会で賞を取るため?
だとしたら絶対に良い囃子なんかできません。
本来は、まつり本番でどれだけ盛り上げられるお囃子が出来るか。ここじゃないかな?
より良い囃子を演奏する為に腕を磨いた結果、妙技会の成績につながる
ってのが本来あるべき姿だと俺は思う。
じゃあ、良い囃子って何よ?
って話になるわけで、これについては一概には言えない(人それぞれの感じ方による)難しい話なんだけど、
しっかりメリハリのある音が出ている下太鼓のリズム、それにのせた笛の音色、上太鼓が加わった三人の調和。
まずはこれが基本で、これに気候、感情、情景がのってくると良い囃子になる。
と思う。(笑)
基本が出来ないのに良い囃子なんて出来ないのは当たり前。
良い音の出し方がわからないと悩む前に、まずは、自分の限界に線引きせず、がむしゃらに練習して汗をかくところから始めたら良いのかな、と思います。