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 犯人はわずかな金のために、年の瀬も休まずに働いていたベテラン運転手の命を無残にも奪い去ったのか-。大阪府東大阪市で起きたタクシー運転手強盗殺人事件。犠牲になった後藤利晴さん(67)は大の野球好きで中学時代に元プロ野球選手からヒットを打ったことが自慢だった。周囲から慕われていた後藤さんの悲報に、知人らは「許せない」と憤り、同僚は「いきなり刺されたら防ぎようがない」とうなだれた。

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 後藤さんが勤務していた商都交通によると、後藤さんは仕事熱心で営業成績は常に上位。全社員の約1割しか受けられない優良乗務員表彰を勤続13年で6回も受けていたという。

 同社では29日、兵庫県で発生したタクシー運転手強盗殺人事件を受け、ドライバーに注意を呼びかけたばかりだった。出庫の際、「頑張っていってください」と上司に声をかけられた後藤さんは、にっこり笑って手を挙げて応えたという。

 性格は温厚、いつも前向きで同僚や後輩から慕われていた。景気が急速に悪化した11月下旬には「売り上げが上がらないと愚痴をいっても仕方ない。前向いてがんばらなあかん」と周囲を励ましていた。

 知人によると、後藤さんは高校を卒業後に大阪の酒問屋で修行し、昭和45年に独立して酒店を開店した。しかし、酒販制度の規制緩和の影響を受けて廃業。平成7年に商都交通に入社した。

 趣味は野球観戦。中学生のときに同じ徳島県出身の元プロ野球選手、板東英二さんと対戦し、俊足を生かしてヒットを2本打ったことが自慢だった。自宅周辺では関西六大学野球のオールスターに選ばれたという次男の練習を見守る姿がみかけられ、試合の応援にも行っていたという。

 かつて後藤さんの酒店でアルバイトをしていた会社員の男性(40)は「朝から晩まで一生懸命働く姿を見て、人生は一生懸命働いてなんぼやと勉強させてもらった。早く犯人を捕まえてほしい」と涙を浮かべた。

 一方、後藤さんの遺体が発見された東大阪市西石切町の現場付近は、運送会社の倉庫や鉄工所などが立ち並び、夜間の人通りはほとんどないという。近くの自動車整備工場に勤める男性(46)は「深夜や夜明け前に用事で訪れる人がいるとは考えにくい」と話し、「身近なところで事件が起きて恐ろしい」と不安を漏らした。

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