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［ニューヨーク ４日 ロイター］ 米国株式市場は大統領選の行方が注目される中、上昇。原油価格の上昇を手掛かりにエネルギー株に買いが入った。
ダウ工業株３０種は３０５．４５ドル（３．２８％）高の９６２５．２８ドル。
ナスダック総合指数は５３．７９ポイント（３．１２％）高の１７８０．１２。
Ｓ＆Ｐ総合５００種は３９．４５ポイント（４．０８％）高の１００５．７５。
大統領選挙当日としては、過去最大の上昇を記録。株価は終値ベースで、１０月６日以来の高値水準となった。Ｓ＆Ｐ総合５００種は１０月１３日以来はじめて１０００を上抜けた。主要３株価指数はすべて、１０月２７日の終値の水準から、およそ１８％上昇している。
金融会社への公的資金注入の可能性も支援材料となった。関係筋によると、米財務省は、金融安定化法に基づく公的資金の注入対象を、ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）<GE.N>傘下のＧＥキャピタルなど金融会社に広げることを検討している。ＧＥは７％以上、上昇した。
シェブロン<CVX.N>はダウの上昇をけん引。石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟国が減産を実施していることを示す兆候が出たことを受け、米原油先物は１バレル＝７０．５３ドルに大幅上昇した。
銀行間の短期資金調達コストが低下し続けていることから、クレジット市場回復への措置が効果を上げているとの安心感が広がった。
ウェルズ・キャピタル・マネジメントのジム・ポールソン最高投資責任者（ＣＩＯ）は「クレジット市場が回復し始めたとの安心感がある。株式市場への回帰につながるかもしれない」との見方を示した。
マスターカード<MA.N>とアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド<ADM.N>の決算が良好だったことから消費支出への見方が改善した。
マスターカードは、決算が予想を上回ったことを好感し１８．３％高。大幅増益だったアーチャー・ダニエルズは１５．３％上昇した。
公的資金注入への期待感で、ＣＩＴグループ<CIT.N>も急伸した。
病院経営のテネット・ヘルスケア<THC.N>は３６．７％下落。同社は、決算が予想を下回ったほか、２００８年の見通しも引き下げた。
９月の米製造業新規受注は前月比２．５％減と、市場の事前予想以上に減少。２カ月連
続での減少となったが、市場の反応は薄かった。
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ナスダック総合指数は５３．７９ポイント（３．１２％）高の１７８０．１２。
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