金曜日に買った春物のシャツを早く着たくて、紫寄りの青いニットに合わせたのだが、2人の先輩が偶然にも同じ系統の色を着ていた。


黒とかベーシックな色が被る分にはうるさくならないが、同じ色味が3人動き回るなんてなんだか目障り。


暑かったし、やっぱりここは先輩を立てねばと思い、真っ先にニットを脱いだ。


しかし、こんなにも色が被るのは同じ環境に毎日いると、どこかしら似てくるからだろうか?
魚好き船乗りの入港に合わせ、先の連休に福岡に行ってきた。


土曜の夜に飛行機で九州に初上陸し、予てよりモツモツ騒いでいた私を黙らせる為に中洲でモツ鍋を食べさせてくれた。芋焼酎とのマリアージュに感動、鶏の刺身に感激、醤油が甘いことに衝撃。


翌日は車を借りて太宰府天満宮で出来立ての梅ヶ枝餅をおやつに食べた後、門司までドライブ。結構遠い。雪の為に通行止めばかりで遠回りし、昼すぎに門司港に到着した。関門海峡を眺めながら、船と海峡の電光掲示板のレクチャーを受ける。


門司名物焼きカレーを食べたら、お決まりの魚チェックの為に魚売り場へ。


買うでもなく見て満足したら、次に西へ西へと志賀島に向け車を走らせる。これまた遠い。海に挟まれた海ノ中道を通りモーゼ気分で志賀島に着いた。志賀海神社は海の神様っぽく、船乗りの安全と海事系法律事務所の繁栄という相反するものを祈念してきた。


志賀海神社で船乗りの引いたみくじに、恋愛『この人しかいない』とあった。特に触れなかったが、どう感じたのか気にならないこともない。


博多に戻り、車を返したら魚好きの即決で玄海灘の海鮮で夜の腹を満たすことになった。


お通しに海老のあぶり焼きが七輪で出てきてテンションが上がる。ただ、時間がかかる…待ち切れずに手をだしたら船乗りが物言いたげな顔をする。まだ早いとさ。忠告をそっちのけで食べようとしたら店員から注意を受け、船乗り得意満面。ちっ。


刺身を頼みマグロをツマごと食べようとしたらまた忠告が。冷凍ものではない珍しいものだから食べ方がもったいないとな。けっ


刺身を食べ終えた頃から体調が悪くなってきた。ビール1杯ごときでは酔わない私が、おかしい…


カサゴの煮付けが出てきて、魚好きは食べよと身を解してくれる。サービスで鰤のアラの塩焼きを貰った。頭が上手いんだと魚好きが大事な頭をくれた。


上手い、確かに上手いんだが、なんだかお腹がおかしいんだよ。ただ、魚好きには申し訳なくて言い出せなくて悶々としていたら更に気持ち悪くなってくる。お腹いっぱいだと言っているのに、はしゃいでる魚好きはまだ勧める。好意が煩わしいくらいに気持ちが悪い。


遂に限界を感じ、トイレに行ったらなんのためらいもなく全部出た。事が済み、さっぱりしたところからすると、どうやら魚にあたったらしい。体調不良に刺身はダメだと聞いたことがあるけど本当だったんだね。店内でスルーアップしなくて良かった。


翌日は博多港へ行き、やっぱり魚チェック。博多市内の三越でも魚を見るために入店。魚の臭いに酔いそうになりながら付いていったが、魚を見ているだけで嬉しいらしい。


そんなわけで私の初めての九州は8割方魚だらけの旅になった。
絵の得意な先輩が暇つぶしに私の似顔絵を書いていた。


メイちゃん!?あなたトトロって言うの?みたいな??


口が大きくて笑うと目が無くなるのが特徴らしい。