【注意】 どの滝に逢いに行くコースも
季節、天候、水量、気の緩み等で大事に至る事もあります。
行かれる方はお気を付けて自己責任でお願いします。
◎ 2019年6月16日 メンバー 単独
ヤマビル遭遇しなかった。
<今日の一枚>
・ 鬼釜の滝
● 広島県神石高原町新免 帝釈川支流 下帝釈峡
鬼釜の滝 に逢ってきました。
<ジャンル>
沢登り。
<ナビ設定位置(N)>
https://yahoo.jp/xLe2oC
<参考ルート>
<前書き>
予め言っときますが今回の滝には水が流れていません!
岩ばかりなので写真的に臨場感に乏しいのですが凄い造形なのです。
写真技術と日本語力の無いのを棚に上げて偉そうに申し上げますが
凄いと感じるか否かはは皆さんのイメージ力にかかっていますのでそこんとこ
よ・ろ・し・く!
実はこの滝は2018年11月に はじめさん に連れてきてもらっていました。
無類の穴好き・・・もとい! 穴滝好きの自分は岩の造形に一目で惚れました。
しかしその時、悲しいかな水量がなく滝としては評価にも値しないくらい貧素なものでした。
聞くと元々この川は水量が少ないということで豪雨の後にしか滝にならないらしい。
待ちました・・
待ちました・・
自分の休日とこの地域の雨量の多いときがマッチするときを・・・
7カ月過ぎました。
とうとうこの前日に近くの油木に40mm!
自分は大阪なので通常なら2連休ないと広島には行かないのですが
この日はいても勃ってもいられなく穴・・滝に逢いに行きました。
近所のご婦人にもお聞きしたところ昨日はどっさり降ったようだ。
<行程>
Nから狭い道路の帝釈川をさかのぼりPあたりに駐車。
川を見ると前と同じで流れていないので
伏流しているのかと本流を眺めると出合に湧き出ている。
水は流れていると確信し谷に入る一歩入るとそこは別世界。
両岸の切り立った曲がりくねったゴルジュ。
岩壁は素人の自分でさえわかる浸食の肌。
少し行くと淵があります。
しかしながら水が流れていない。
それどころかかすかに漂う水の腐敗臭・・・
なのに一筋の水さえ流れていないのはなぜ?
この奥に鬼釜の滝があるのですが水が流れていないので先日の写真を載せます。
深い淵を流木を使い渡りゴルジュを這い上がると
左の高い壁にインディアンが出てきそうな穴がいくつも空いている。
また進むとトンネルがあり
道路から100mもない距離でこの秘境感と造形を見るだけでも行く価値は十分あると思います。
そしてその穴に侵入すると直径4mほどの暗い空間。
その右上に続く先には外の明かりが漏れている。
・ 鬼釜の滝
水さえ流れればこれが滝なのです!
穴滝なのです!
・ 鬼釜の滝
・ 鬼釜の滝
・ 鬼釜の滝
全国にも数少ない穴滝が広島県にもあったのです!!
洞窟の中から下流を見る。
今回は穴の中は探索済みなので落ち口を見に行くため橋のところから
左岸を登り落ち口に大きな障害もなく行くことができました。
水量が多いと下流から滝前に行けないだろうとロープで降りようと計画していました。
無駄な心配だった。
落ち口
浸食で磨かれた岩が悠久の歴史を感じさせます。
そして上流は水が流れた気配すら感じない。
この川の上流には民家があり聞くところ川は護岸工事をしているそうです。
護岸工事をすることで岩盤にひびが入り下に漏れ、
岩盤に水が流れなくなり出合で湧き出しているのではないでしょうか。
悲しいなぁ・・・
奇瀑、穴滝に水が流れることはもうないのだろうか・・・
あーなー(T_T)
¦ 総合評価 1 (5段階評価)
¦ 高さ 15m [測] ※
¦ 片道時間 10分
¦ 危険度 4
¦ 自然度 5
※ 滝の高さを測定できたものに[測]と記入しています。
測定器 BOSCH レーザー距離計 / GLM 100C
ほな、またお逢いしましょう♪
― おしまい ―