【注意】
どの滝に逢いに行くコースも
季節、天候、水量、気の緩み等で大事に至る事もあります。
行かれる方はお気を付けて自己責任でお願いします。
◎ 2016年8月13日(土)晴 メンバー、えだ1(嫁)と2人
ヤマビル遭遇しなかった。
● 石川県白山市尾添 丸石谷の
百四丈滝 に逢ってきました。
<前書き>
およそ2年前、
我々は憧れの百四丈滝に逢いに行くべく
挑戦したのだが敢え無く遠望しかできなかった。
敗退の記録↓
◆ 白山市百四丈滝に逢いたい! 上巻
◆ 白山市百四丈滝に逢いたい! 下巻
今回は登山コース加賀禅定道からのトライではなく
安易に行程の短い沢コースにしてみた。
前の記事
◆ 白山市百四丈滝に逢いたい!リベンジ編 上巻
のつづきです。
<行程>
毎度のことながら夜更かしをしたせいで朝も遅い。

朝食を食べいざ百四丈滝へ

木の枝の歯ブラシで歯磨き。

途中に見つけた北海道のカリンズと似た植物発見!

食べてみると甘くてほのかにブドウの味がした。
いくらでも食べられそうな癖の無さでした。
後で調べるとカリンズは正式にはフサスグリで
熟すと赤くなり独特の酸味が美味いです。
しかしこれはクロスグリと言いカシスのようです。
クレソンも多かった。

帰りに気付きましたが大岩にここで亡くなった
方の慰霊の銘板が打ちつけてありました。

1時間ほどゴーロを歩くと滝が見えてきた。
・ 百四丈滝 今回のファーストコンタクト!

あとは滝前に行くだけです。
・ 百四丈滝 お!滝の右側の岩壁に凛々しい顔あり!
なかなかの男前ですね。
・ 百四丈滝 左の壁の模様もデザイン的な美を感じます。

・ 百四丈滝 落ち口アップ!

・ 百四丈滝 滝壺なし!

ここまでは正直、良い滝だな~くらいでした。
評価も4だなと思いました。
・ 百四丈滝 右から

滝が落ちたところの左側の赤い点が見えるでしょうか?
えだ1です。
人間の目なんてアホアホです。
実際に見ていても何か対象物が無いと
大きさが感じないと分かりました。
そしてこの滝の最大の特徴である
完全裏見を遂行するべく近づいていくと
そのグレートさに心が震えました。
・ 百四丈滝 接近

・ 百四丈滝 裏見

滝の左にえだ1がいます。
・ 百四丈滝 裏見中の自分が滝の左にいます。えだ1撮

・ 百四丈滝 裏見から天を仰ぐ

・ 百四丈滝 仰ぐ

・ 百四丈滝 左から


右の方に赤いえだ1が撤収中です。
しかしドでかい滝です。
¦ 総合評価 5(5段階評価)
¦ 自然度 5
片道時間は我々の事なので恐ろしく遅いです。

また逢えるか分からない百四丈滝に
残念ながら別れを告げます。
その時点で11時!
寝坊したのと百四丈滝で遊び過ぎた!
昨日に続きヘッドライトのお世話になりそうだ。

・ 黒滝 落ち口

高巻きルートを戻ります。
<参考ルート>

危険なトラバースを進むとえだ1が怖いと言った。
確かに木は全く無く掴めるのは雑草のみで
足場は悪いし下は急斜面、一度落ちたら
止まることなく20mは滑落間違いなしです。
かといってロープを張るにも困難な場所です。
仕方がないので昨日、懸垂下降で降りた20mを
草付きで自分が登ることにするが泥で滑るし
掴める草はウド、フキ、ウルイなどの
山菜ですがことのほかウルイは根性が無い(^_^;)
笑い事ではなく2度ほど行き詰り
ヤバイと思いましたが何とか登りきりました。
こんなことなら残置したままにしとけばよかった。
そんときゃそうもいかんわな(-_-;)
次の方は残置がお勧めです。
そこからロープを垂らすが、えだ1は
ゴボウで登ってこられないので更にもう1本を垂らし
自分が懸垂下降で降りてえだ1のハーネスに
セットして自分はゴボウでまたも登る。
そして自分がハーネス側のロープに
テンションをかけてビレイして登ってもらった。

あとは昨日のルートを降りていくのは問題なかった。

悪い計算通り林道はヘッドライトを点けて
チャリをこぐのであった。
百四丈滝を日帰りできる方を

あ~しんど
せやけどおもろかった♪

ほな、またお逢いしましょう♪
― おしまい ―