【注意】 どの滝に逢いに行くコースも
季節、天候、水量、気の緩み等で大事に至る事もあります。
行かれる方はお気を付けて自己責任でお願いします。

20131026()雨 メンバー,えだ1と2人 ヤマビル見なかった。

● 島根県益田市匹見町道川にある奥匹見峡に行きました。

・ 滝の評価      4 (5段階評価)
・ 片道時間      約180分
・ 危険度       4 
・ アドベンチャー感  4

<アクセス>
匹見町にある道の駅、匹見峡からR191を東に1.5Kmほどで
奥匹見峡の看板がありますので右折し500mほどに
5台ほど置ける駐車場に駐車します。

<前書き>
・ 駐車場に奥匹見峡の看板が有り何年か前に、ここに来ました。

夕方でしたので時間が、かからなければ突撃したのですが
看板に片道40分とあり写真を撮って往復を考えると帰る頃には
真っ暗になると思いその時は諦めました。

帰ってネットを見てみると更に奥に
さらさらの滝とまぼろしの滝があるとのことでした。

これはいつの日か、いつの日か、と思いながら
3週間前に中国地方が晴れるとのことで
道の駅に前日入りして突撃する気満々でしたが
朝、起きると生憎の雨で仕方なく晴れそうな山口県に移動した経緯があります。

お願いしますよ、気象庁(>_<)

そして今回も中国地方が晴れるということでやってきました。

でも突撃準備中にパラパラと・・

お願いしますよ、気象庁(´;ω;`)

ここまできたらこれぐらいの雨で引き返せないので!突撃!!


<遡行>
駐車場から川の上流を目指します。
間違いやすいのは駐車場の山側に小道があり順路との看板がありますが
滝目当ての方は川の上流のトイレがある方向です。
山側の道はおそらく登山の方用かな?
そして駐車場の看板の滝の順番が間違っていますのでご注意を!

雨は今のところ止んでいます。

まず出会うのは桂滝ですが看板の周りに小滝が3つほどありますが
どれも3m程度でどれかもわからないので写真なしとして

       ・ 魚切 3m こんな感じ。
イメージ 1

     ・ 小竜頭 1段目 8m このの下流に湾曲した斜瀑あり
イメージ 2

ここで亡くなられたと思われる方の碑があります。
小竜頭の1段目を見るためには斜面を歩かなければ行けないので
その時に滑落したのだろう・・黙祷。

         ・ 姫滝 3m 分岐瀑 こんな感じ。
イメージ 4

        ・ 鎧滝 15m そこそこの迫力
イメージ 5

       ・ 二段滝 5m 看板が2つある割にイマイチ
イメージ 6

    ・ 夫婦滝 15m どっちも気の荒い夫婦と見た!
イメージ 7

     ・ 大竜頭 53m 50分 なかなかの迫力!!
イメージ 8

そして大竜頭左岸の尾根状の多少危険な鹿の背に入り右側の谷を登ります。
10mも登ると左側の鹿の背の延長が大きく凹んだところが見えますので
そこに続く小道を行きます。

その凹みを越えると大竜頭の上流ですので右岸に渡り更に上流を目指します。
 
ここから道は藪こぎほどではないものの不明瞭で
沢から10~20mほど高度を上げた右岸を
小滝と左岸支流の滝を楽しみながら行きます。

GPSで三の滝の滝マークとなっているところを崖から覗きましたが
小滝と左岸支流の長くて細い滝があるだけでした。

三の滝部の小尾根を越えると見栄えのする滝が見えてきます。

その滝の横の涸れ谷から沢に降り
さらさらの滝と思い撮影しましたが結果的に無名のようです。

 ・ 無名滝 8m 遠望では1段目がよく見えたのに・・
イメージ 9

その滝を高巻くと明らかに先ほどの滝がさらさらの滝ではなく
これこそがさらさらの滝だ!というさらさら流れる滝が現れた。

 ・ さらさらの滝 10M 斜瀑 175分 まさしくさらさらです。
イメージ 10

板状摂理の印象的な良い滝です。

ここでまた雨が降ってきました。
お願いしますよ、気象庁(`・ω´)

かといってここまで来てまぼろしの滝を諦めるわけにはいきませぬ!

嫁はカッパを着ました。
参考までに嫁がカッパを着ると雨が上がる確率が高いので私はそのままです。

ここからは沢に入ります。
沢靴を持参しましたが
ヌメリも特別深いところも無いので登山靴のまま沢登りです。

さらさらの滝を越えると急に沢が蛇行し始めます。
目的の滝も近いようです。
さらさらの滝から20分で

 ・ まぼろしの滝と3段の前衛滝 急激に深く細長い滝壺があります。
イメージ 11

まぼろしの滝に行くために右岸も登れそうでしたが
少し戻り左岸の尾根を選択し登りましたがこれが大正解!!

もともとネット情報を見てもまぼろしの滝は失礼ながら貧相な画像だけでしたので
今回もさほど滝に期待してきていませんでした。

確かに滝下から見るともう一つですが、でも左岸から見た時と
左岸の枯れ沢を少し下ったあたりで見ると
上部の滝も一緒に見られて
何とも上品な滝です。

加えて楓の木の一部の枝だけが少し気の早い紅葉を見せて
我々に秋を教えてくれました。

     ・ まぼろしの滝 25m 210分 綺麗な流れです。
イメージ 3

もっと居たかったのですがこの時期は暮れるのが早いので
早めに退散しましたが駐車場で帰り仕度していて帰ろうと外を見ると真っ暗でした。

ちなみに装備ですがヘルメットは被っていきましたが
ハーネスとロープは使うところがありませんでした。
でも危険箇所は随所にありますよ!

そして嫁がカッパ着てくれたおかげで
私は濡れることがありませんでした。ジャンジャン( ´▽)♪

― おしまい ―