【注意】
どの滝たちに逢いに行くコースも季節、天候、水量、気の緩み等で大事に至る事もあります。
行かれる方はお気をつけて自己責任でお願いします。
◎ 2013年8月12日 曇り ヤマビルは見なかった。
秋田の百選の茶釜の滝へは皆さん沢ルートが多いですが山ルートの情報が少ないので
仕方なく行ってきたお話をばさせていただきます。
下流の滝も見れなく楽しくないのであえて行く必要はないと思いますが参考まで・・
連休を利用して我々は大阪から秋田まで車で約16時間かけてやってきた。
例外に漏れず我々も沢ルートを目指した。
夜明けに夜明島渓谷に向かいひた走る。
おや?看板がある・・『9月13日まで全面通行止め』!?
なんやてーーー!!
放心状態でしばし眠りこける嫁を見る・・何も起こらない。
どうしたものだ・・ほかの滝に行くか・・
ぼやっとネットを見てると茶釜の滝には山ルートがあるとのこと。
これだ!
国道341を南下し曽利ノ滝の看板から約2Kmに大場谷地園地の駐車場に着く。
嫁を起し突入準備をしていると1台、先に駐車してあった車から男性が降りて来て曰く
『沢ルートが通行止めだったのでここからアタックしたのだが熊が3匹いたのでやめようと思う。
これからアタックしようとする人にどうかと思ったがお伝えします。』とのこと。
おお!ありがたい忠告 (TへT)
彼も遠路、愛知から来たのだとか涙を呑んでの撤退なのだ。
色々話をする中で彼は熊よけ鈴も無く単独で夜明け前のアタックとのことでした。
我々も諦めかけていたが鈴もある、熊スプレーもある、夜は明けた、増してや2人なのだ。
正直、怖かったがいずれは来なければいけないこの滝に
嫌がる嫁をなんとか説得し以上の理由で突入を決めた。
大場谷地とは湿地帯のようで尾瀬のように植物が傷つかないよう通り道に足場の上に板が貼ってある。
草が胸元まであるところを通る時は、
さながらガンマンのように熊スプレーに手をかけて歩いたが腰は引けていたのが自分でも分かった。
嫁の手前、虚勢を張っていたが野鳩が飛び立つたびに驚いてしまう。
なるほど愛知の彼が言っていたようにひと目で何か大きな動物が歩き回った痕跡があり
大きな水芭蕉のような植物の中央部がことごとく無くなっている。
そして葉の上にはついさっきであろう相当柔らかめの大量の○ンコも発見。
その通り道は500Mもあっただろうか、おのずと山の入口に着きます。
あとはきつい登りと帰りは登るのが辛そうな下り、
下りでは道が分かりづらいところもありますので注意が必要です。
危険箇所にはロープが張ってあるところもないところもありながら
やっと右手に雲上の滝が遠方に見えてきます。
沢に出て上流の雲上の滝前に

60M 駐車場からここまで140分(自慢ではないが我々の足は鈍足です。)
沢を下り分岐を左の沢へ行き例の怪しいはしごを登れば

茶釜の滝 100M
観瀑場所は尾根的な感じでそこに好意で置いてくれているハシゴが横たわった状態なので
けつまずくと真っ逆さまの危険性があります。
今度は沢ルートから逢いに来るからね~♪
帰りの大場谷地も怖かったが臆病者のガンマンは行く!
ー おわり ー