A BOUT DE SOUFFLE -3ページ目

ヤサグレぱみゅぱみゅ日記。

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ヴァチカン、サン・ピエトロ大聖堂。




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ロンドン、ホテルのエレベーター。





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ローマ、ナヴォーナ広場。


前回、「つづく」とか書いたけど、別に続かないよ。


要するに、カメラを盗難にあって、相当やさぐれていた。


盗難に遭う少し前に、近所のチェーン店がもう即日でのネガの現像を辞めたり、


新入社員のボーイにポジの現像を頼んだら、「ポジフィルムって何ですか?」と聞かれたりした。


いずれも、頭の中にピシッとヒビが入る様な感覚を覚えたが、

「結構です。」

と頼り無く、何とか困った作り笑顔を浮かべて店を出るのが精一杯だった。


時代はデジタルだ。


そんな事は分かり切ってる。


俺はまた一つずつ、自分が時代遅れになっていくのを実感した。


普通にしてるだけでこんな惨めな気分になるなんて、

いっそ、カメラを辞めようかとも思った。

今更そんな事出来るハズもないのに、
そんな事を考えるぐらい、俺はマイってしまっていた。


この時期は、毎日テレビできゃりーぱみゅぱみゅばかりみていた。


そして毎日思った、


オシャレで、可愛らしくて、皆の人気者、今をときめいてるよ、キラキラしてるよ、、、


あぁ、そうだよ、


俺と正反対だよ!!!!


共通点が全くねぇよ!!!!




と。




毎日、

一人でテレビの中のきゃりーぱみゅぱみゅに絶叫したり、

きゃりーぱみゅぱみゅを見ながらヨダレを垂らしたり、

きゃりーぱみゅぱみゅの生い立ちを捏造したり、

きゃりーぱみゅぱみゅのテーマソングを作曲したり、

きゃりーをぱみゅぱみゅしたり、

きゃりーにぱみゅぱみゅされたり、


ふと突然、

アレ!?実は俺きゃりーぱみゅぱみゅなんじゃね!?


え!?


あ、違ったわ。やっぱ全然違うわ。



とにかくマイってしまっていた。

というより、もう完全にどうかしちゃっていた。




そんな俺を救ってくれたのは、やっぱり嫁だった。


俺はようやく目を覚ました。


とりあえず俺がきゃりーぱみゅぱみゅじゃないって事を再認識する事で何とか自我をギリギリで保ち、

嫁を誘拐してカメラ屋に車を走らせた。


都内に住んでいた頃に良く行った、

前にNikonを買った馴染みの店に久しぶりに到着したが、


店舗は隣のビルに移っていて、デジタルカメラばかりで、

フィルムカメラは激減していたし、


Nikon F3は割とプレミアムな値段になっていて、台数も全然無かった。


何より、前に俺と一緒にF3を選んでくれた店員の優しいお爺ちゃんは店にいなくて、

代わりにとてつもなく無愛想で不親切な、

つーかアンタ俺の事嫌いだろ?

と言いたくなるようなボーイが突っ立って居た。


コレは本当に突っ立っていた。


最初カーネルサンダース的な置物かと思ったけど、

F3が見たいからケースを開けて下さいと頼むと、「はい」とボソりと呟きケースの前に移動した。

もうこの時点で帰れば良かったんだけど、

ケースの前に突っ立ったボーイ。

とりあえず、「コレ!」と頼んだモノだけケースから出してくれて、

後は俺が壊さないように突っ立ったまま見張り続ける、


というシステムらしい。


あぁ、店員はムカつくし、俺が買った時の倍くらいの値段になっちゃうわ、、、


凄く困り始めた俺の隣で、別のお客さんと別の店員さんが仲良くカメラを選んで居た。


隣のお客さん、爽やかで小綺麗な青年が一番状態の良いF3を手に取り言った、

「学校の授業で使うんですけどー、コレって使い易いんですか?」


ピシッと、再び頭の中にヒビが入る様な感覚と共に、

微かなボリュームで「ニンジャリバンバン」が流れ始めるのを必死で抑えた。


あの店員のお爺ちゃん、ぱみゅぱみゅ、俺は、一体どうすれば、、、


「結構です。」

と頼り無く、何とか困った作り笑顔を浮かべて店を出た。


車の中でくだらない話をしていたら、もう惨め過ぎて、

恥ずかしながら涙がボロボロ流れてしまった。


「花粉だ。今日はヒドイんだよ。」


「ハイハイ」と嫁はハンカチをくれて、別のカメラ屋を探してくれて居たが、


また俺はやさぐれ始めていた。


むしろもう軽くぱみゅり始めていた。


「良いんだ。今日は、もう帰ろう。」


この時帰って居たら、多分だけど、本当にもうカメラは買わなかったかもしれない。


一生自分ときゃりーぱみゅぱみゅの幻影の狭間で発狂していたかもしれない。


でもその時に嫁


!!!!!!!!!!!









長い!!!!!!!!!




無駄にチョー長い!!!!!!!!!





長いよバカ!!!!!



結局F3買ったよ!!!!


今度はレンズをニッコールの標準マクロにしてみたよ!!!!


マクロ!!!!!



寄れるよ!!!!



こんな!!!!

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↑安珍お祝いポピー写真(ポピ写)

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↑クロスプロセス

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↑嫁が買ったオートボーイ2。

F3の備品を買いにジャンク館に行った時、外のワゴンで¥300で売ってて嫁が気に入って買った。

ジャンク品だけど、俺の見立てでは撮れる!!

と思ったけど、

想像以上に良く撮れてるよ、嫁。


でもその話はまた今度!!!!




やさぐれぱみゅぱみゅ日記、完。






ここまで長く書いたら、もう誰も読んでないと油断して、

重大発表する。


嫁が、遂にニンジャリ、、、、じゃなかった(笑)


遂に妊娠した。


結婚して2年以上経って、

俺は、万が一、子宝に恵まれなかったとしても、それはそれで全っ然良いわい!

と思っていて、

出来たらラッキーぐらいに考えていた。



実際に産婦人科で「おめでとうございます」と言われた時、

凄く嬉しかったのと同時に、

なんつーか無性に感動してしまって、恥ずかしながら涙がボロボロ流れてしまった。


カメラが無くてやさぐれていた時期に考えていた、


俺の趣味と言えば、写真を撮ったりだとか、演奏を録音してみたりだとか、


当然っちゃ当然だけど結局、過去しか残す事が出来ない。



なんて生産性の無い、つまらない男なんだと。


そんな俺に、もしかしたら生まれて初めて、未来が生まれるかもしれない。


まだ安定期でも無いからどうなるか分からないけど、

嫁のお腹の中に赤ちゃんが居る。


一つの新しい生命、

一つの新しい人生、

一つの新しい世界、

一つの新しい宇宙、、、




本当に凄い事だと思った。



母が俺や姉弟を妊娠した時、親父もこんな気持ちになったんだろうかと思うと、不思議な気持ちになった。


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そんな不思議な気持ちで撮ってみた写真。

「動揺して、こんな写真撮っちゃったよ(笑)」

なーんて言って見せられる日が、いつか来るかもね。



もうあれから毎日、

音楽を聴いたり、写真を撮ったりしては、

一日一回は一人で感動して、こっそり泣いている。


バカだろ?

もしかして、まだぱみゅってんのかな?


でも、感動してるんだ。

生命の鼓動と、無限の可能性に。



嫁、感動をありがとう。


そしていつも、本当にありがとう。

ムササビ☆パンチ 5月号

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↑Nikon F3 × lomography cross processing

また時間が空いてしまった。

書きたい事が溜まってしまった。

全く丸が描けなくなってしまった!(#ソフトに死んでいる)


時間が信じられないスピードで俺のコメカミをかすめて過ぎ去って行く。

みんなには退屈に映るかもしれない俺の生活も、

主観から覗いてみたら、

まぁそれなりに色々な事が起きている訳さ。


前の記事を書いて割と細かく少しずつ書いて行くつもりだったんだけど、

書いた途端に花粉のアンチキショウのせいで大変な事になった。


今年は花粉が多過ぎて、数年前に車の前で倒れ込んだ副鼻腔炎が再発した。

仕事帰りに頭痛がどんどんヒドくなって、

顔面全体にヒビが入ってるんじゃないかと思う程の激痛が走った。

もう運転すらできなくなってフラフラと車をコンビニの駐車場に避難させ、

「ぐうぅぅぅぅ、、、」

とうめき声を上げてハンドルに顔を突っ伏したら何処からともなく水のセセラギ。

何だ?幻聴か?

でもやっぱり水の流れる音ってのは、心が洗われて行く気がするぜ。

顔を上げて駐車場の隅を横目で見ると、

上下スウェットのオジイチャンが豪快に立ち小便をしていた。

これにはかなり度肝を抜かれたが、

俺も今にも顔面が割れてしまいそうな痛みでどうかしていたんだろう、

反射的にフィルムをガチャリと送り出し、レンズのキャップを外して、

そのまま意識を無くしてしまった。


嫁の電話で目を覚ますと、綺麗な夕焼け空は真っ暗闇に変わっていて、

コンビニの駐車場の隅には壁から俺の車の方にかけて、

アスファルトがジットリと水分を吸っているのが目で見て分かった。


はぁー、そうか、夢じゃなかった。

もしかしたらあの爺さん、妖精だったのかもしれないな☆



んな訳有るかーい!!!!

人が瀕死の時に、隣で立ちションしてんじゃねぇよ!!(笑)

コンビニで缶コーヒーを買ったついでに、

とってもジェントルな俺は、


「そこで立ちションしてた爺さん居たんで、トイレ開放した方が良いっスよ。」

と、やんわり店員に通報しておいた。


つまり、本当に健康は大事って話。

あんまり甘くみてると、

ついウッカリ、爺さんの立ち小便で心を洗われそうになるよ!!


因みに花粉フリークの最近のトレンドはカモガヤだよ☆


立ちションの妖精編 ー 完


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↑友人宅。

Nikon F3 × Lomography color negative 800


凄く大事にしてたNikonが盗難にあった。

約2週間、全く写真を撮らずに過ごしてみたんだけど、

中学生の頃から姉の真似をして使い捨てカメラを持ち歩くようになってから、

こんなに写真を撮らなかった事は初めてだったかもしれない。

数日もしない内に、俺はすっかり腑抜けみたいになってしまったけど、

4月のライブも終わったし別に腑抜けながら色々と考えるのもたまには良いかもと、

やさぐれながら少しでもプラスに考えようとしていた。



ーつづくー


すごく重大な発表をしようかと思って書き始めたんだけど、

長くなっちゃったから続きはまた明日。

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おまけ、iPhoneで撮ったカメラ越しの魔女っ娘。




iPhoneからの投稿

滅びよ!レギンス男子!

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↑唐突に先月遊びに行った台湾の写真を貼ってみた。

フィルムはバラバラだけど全部Nikon F3で撮ったヤツ。

あたい、またブログでもこっそり書こうと思う。


多分嫁ですらこのブログの存在を忘れてるだろうから今がチャンス。

ジェームス・チャンス。(無関係)



こないだ震災から2年経って、とてつもなく自分にガッカリする事実に気が付いた。

まぁそんな話はどうでも良い!


どうせ書くなら物凄くくだらない事が書きたいんだ今。


しばらく書かなかった内に凄く色んな事があった。

少しずつ書いていこうと思う。

日本が戦争にも巻き込まれてないし、

おかげで台湾ビールとかチーバ君とか和歌山に無事に送れたし。

日々、目の前に広がる奇跡の連続に感謝ですわ。



まあとにかくくだらない事書くんだ。





ー小汚いー

俺ね、ホントちょっとだけ小汚い。

ちょっとだけね。

結婚して、少しは小綺麗にしなさいと嫁に怒られる事が多かったから、

知り合いの小綺麗な人を参考にして、

車にウェットティッシュを常備する事にした。


ウェットティッシュなんて生まれて初めて買った。


あぁ、これでもう俺の小汚いイメージが完全に小綺麗な方に傾いたわ。

ニヤリとしながらウェットティッシュを後部座席に放り投げた。




数週間後、

嫁を小汚いラーメン屋に連れて行った。

あぁ、小汚い。心が落ち着いてくる。

でも嫁が小汚い事を気にし始めてしまっている。マズイ。

「オシボリが欲しい」と言いだしたが、


俺はピンと来た。


有る!!!!

車にウェットティッシュ有る!!!!


昔から「お前は持ってる男」とたまに言われて来たけど、

この瞬間俺が何を持ってるのか分かりました!

それはウェットティッシュです!


車の後部座席のスティックやらペダルやら小汚い荷物をかき分けて発見したぜ、

未開封のウェットティッシュ!

良し、俺、小綺麗!

ウェットティッシュ、開封も初めてだったもんだからかなり手間取った。

でもおかげで手を拭いて美味しいラーメンが食えたよ。

ついでに小汚いラーメン屋のテーブルをウェットティッシュで拭いてみたら、

ビックリするぐらい真っ黒になって、さすがに引いた(笑)


満足して店を出た。


数日後に気が付いたけど、

満足し過ぎてウェットティッシュをラーメン屋のテーブルに忘れて来た。


仕方なく人生で2回目のウェットティッシュを買って、

満足して後部座席に放り投げた。


数週間後、

普通に手が汚かった時にウェットティッシュの存在を思い出した。


あー、そういえばアレ、有ったわ。


後部座席から発見した未開封のウェットティッシュは、

完全にギターのヘッドがめり込んでいた。

未開封のクセにばっくりとケースに穴が空いていた。

つまり、もう全くウェットじゃなくなっていた。


そうして俺は静かに、

もう2度とウェットティッシュなんて買わないと誓った。


こうして小汚い俺に戻った訳だ。


表面上だけ小綺麗に見せようというその浅はかな考えが、

そもそも小汚かったって話さ。






今日は吉祥寺で、兵庫に行ってしまうミッキさん達の引越しパーティーに行った。


誰も手をつけなくなった冷めきった揚げ物の皿をたいらげる事に関しては、

俺は一流だって事を再認識したよ。






iPhoneからの投稿

カモーイ!(ドロボー!)

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あーあー、ぜーんぜん書けなかったね。

ライブしたり安珍が東京来たり、キャンプしたりいっぱい楽しい事あったんだよ、本当は。


今日から連休だから、今から嫁と2人で4日ぐらいタイに遊びに行って来る!!

写真をいっぱい撮るんだ!!


行ってきゃーす!!!!

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iPhoneからの投稿

ドキドキ土曜記。

車検が近いんで朝から木更津に帰った。

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↑ダメモトでお願いしてみたら撮影許可貰った!!!!

えー!?ラッキー!!

現像が楽しみだな、ゲンゾー(若林)。

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脳内オジサンが語りだす。


オラも今でも信じらんねんだけんども、見ちまっただよ!

去年の震災でな、この軽トラ支えてるブロックが崩れ落ちちまっただ!!

けんどもな、この軽トラ、何と落っこちずに、その場で宙に浮いたままだったんだよ!

オラぶったまげて腰抜かしちまったんだけんどもな、

後ろから突然誰かに殴られちまってよ、起きたらいつも通り、

軽トラはブロックの上に乗っかってただよ。

オメエさ、わりい事は言わねぇがら、

あんまし写真なんか撮るもんじゃねぇよ。


なんまいだぶ、なんまいだぶ……。


以上、脳内オジサン。


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親戚のオジサンの整備工場にて車、点検中。

ブレーキライニングが、良くコレで死ななかったなーって感心するぐらい磨り減ってた。


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相変わらず地下の画廊みたいだった。

ナイスだ、木更津アンダーグラウンド。




弟のバンドが、デビューアルバムを出す事を知った。


すげえな、アイツら。


ホントおめでとう。



何かこう、皆すげー先に進んでて焦るよね(笑)


率直に、おめでたいし羨ましい。

俺も頑張りたい。



来月のライブもガッツリやって、

(7/17、渋谷です!)


とんでもなく粋で優しい方々のご厚意で和歌山のグループ展に写真で参加出来る事になったから、

ビシっとピントを合わせて行きたい。





それはともかく俺が高校の頃から提唱し続けてるトカゲ論の話なんだけど。


多分知り合いからしたら聴き飽きたってトコだろうけども、ご愛嬌。


大人になって子供の心を忘れてしまうと、トカゲが見えなくなっちゃうっていうただの仮説。

これは単に小さい頃より目線が高くなって、

草むらや足元に目が行かなくなるっていうのもあるんだけど、

まあとにかく、大人になると見なくなるでしょ?トカゲ。

小さい頃、家の周りとか小学校ではトカゲを良く見かける事が多くて、

何となくトカゲ、見なくなったなーって思い始めてから、

何だかトカゲを見る事が出来ると凄く嬉しい。


そう考えたら、

社会に出ても見かける事が出来たら、何だか子供にしか見えない妖精みたいな気がしてくるだろう?


友達は、


そんなん20年前とは生態系が違うんだからトカゲが減ってるだけっしょ!



って言ってた(笑)


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今日のトカゲ。



嫁に銭湯ドタキャンされたから、

一人で古本屋行ってコインランドリー行って、銭湯来た。


レイトショーでダークシャドウ観ちゃおうかなー。



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