この横断地下道は実在します。
場所は、渋谷、246を横断するための地下道です。
ここです。
階段を降りて地下に潜るとちょっとひんやりとします。奇妙なイラストが書かれた壁。けっこう長い地下道です。
それが・・・・。
つまり「電気が消えるかもしれないよ。真っ暗になるかもしれないよ」
と予告しているのだった。
この地下道の中で真っ暗闇?そりゃ恐ろしいです。二度とでてこれないかもしれません。
こりゃ、怖い。
「歩行注意」と書いてありますが悠長に歩いている場合じゃありません。
全速力で走って渡らないと・・・。
遊園地のお化け屋敷よりも怖い横断地下道・・・。
渋谷に実在します。
持ち物に名前を書く時
「ぼくの」
と書いたことがあるのは
僕だけ?
・・・・
いや、もちろん小さい時の話ですよ。小さい時の。
「ぼくの」
と書いたことがあるのは
僕だけ?
・・・・
いや、もちろん小さい時の話ですよ。小さい時の。
「電気正直」
ん?
隣りにいる同僚が電話で話しているのが聞こえてきた。
どうも「でんきしょうじき」と言っているような気がした。
もちろん「でんきそうじき(電気掃除機)」のことを言っていたのは間違いない。
電話を切った気配。
聞き間違いかな?いや、けっこうはっきりと聴こえた。
ちょっと江戸っ子的な話し方をする人なので、発音がそう聞こえるのか、おかしな口癖になっていることも考えられるな。
確かめたくなってきた。しかしどうやって聞こう。
「でんきそうじきのことでんきしょうじきって言ってませんでしたか?」
なんて聞くのは変だし、彼自身意識していないことも考えられる。
うううん。・・・そうか!
僕は目の前のパソコンのツールバーのボタンで「Google」を表示させた。
そして、上のメニューから「画像」を選んだ。
検索窓に「電気掃除機」と入れてクリック。
画面いっぱいに多数の電気掃除機が表示された。
その中から比較的大きそうな画像を選びクリック。
新しくウィンドウが表示され、左右600ピクセルほどの画像が表示された。
よし。
あっちを向いている彼の方をちょんちょんとつっつく。
彼はこちらを見た。
にっこりと微笑みかけ、目の前に手を持っていき、人差し指を出してディスプレイを指指す。
彼はそちらを見て、電気掃除機が表示されているのを見て、不思議そうにこちらをもう一度見る。
僕は右手を口の前に持っていく、口をゆっくりぱくぱくさせそれにあわせて指を開いたり閉じたりして見せた。
通じたようだ。彼は、僕が首をふるようにするジェスチャーに合わせゆっくりと発音を始めた。
「で ん き しょ う じ き」
やっぱり!
彼は「でんきしょうじき」と発音していたことが確かめられたのだった。
・・・そんな過去のことをふいに思い出した。

