プラレール博の限定車両の修理のご依頼を頂きました。
非売品のため修理のサポートはないのかもしれません。見た目は新品同然ですが、スイッチを入れてもうんともすんともいいません。
こうなったら早速分解です。ねじをひとつずつ丁寧に外します。このタイプの車両は配線ケーブルが存在するので、乱暴に扱うとそのケーブルが切れてしまうことがあります。作業は慎重に行います。
分解しましたが・・・・めだった異常がありません。この場合はさらに原因を突っ込んで追究します。まずはモーターに直接電流を流して、回転するか確かめます。このテストも無反応でした。つまりモーターがおかしいことが分かりました。
そこでさらに分解を進めてモーターを取り外しました。念のため、そこでモーターに通電してみると、「あら不思議」、元気よく動きだしました。特別何かを直したわけではないのですが、正常に動いています。この原因として考えられるのはパーツの位置関係です。ギアやその周辺のパーツはミリ単位で位置が調整されているので、微妙な狂いが不調につながります。具体的な異常個所は発見できませんでしたが、パーツの位置を確認しながら組み立てなおすと、元気に走ることが出来るようになりました。
これからも大切に遊んで頂きたいです。無事に直って安心しました。