南天楼 -37ページ目

南天楼

難点ありあり。だがしかし、難を転ずる!

スズオが離婚届をワザと

書き損じることもあろうかと

私は予備を何枚かもっていた。

そんなことはお見通しだ!

しかしなおもモタモタするスズオ。
そうえいば離婚届に名前を書くとき。

「これ間違えちゃったら

どうする?」

とか、ぐずぐずしていたスズオ。

「大丈夫、予備あるから」

と、一刀両断にした。
言い換えれば、スズオの

思い通りにならなかったのは

離婚したということ。

無料家政婦もしくは妻という名の

母親を失ったことだろうか。

でも、自分で離婚届けに

印鑑押したよね?
たぶんスズオが「思い通りに・・・」

と言っているのは

義実家同居から別居になったこと。

離婚したこと。

この2点だろう。

これくらいしか私の思い通りに

なったことなどない。
いくらすがるような

卑屈な態度をとっていても

結局はスズオは傲慢な男尊女卑なのである。

そして、スズオと暮らしていて

私の思い通りになったことなど

数えるくらいしかない。