「LITTLE BOY(リトルボーイ)」=「広島に投下された原爆の通称名」

果たして、現代の日本において

どれだけの人が、そう認識しているのだろうか


「FAT MAN(ファットマン)」は?


問題の焦点がその1点に集約されていると思う


メディアに求められていることは

申し訳だけを並べ立てることではなく

必要な情報を"正しく伝えること"ではないのだろうか


抗議要請する側も要約ではなく

糾弾する人々の真意を同様に"正しく伝えること"をしなければ

伝えるために手にしたせっかくのチャンスを

双方のポーズだけで終わらせてしまうことになるのではないだろうか


誰かさんのように「知らなかった」では済まされないことが

この世にはたくさんある


より多くの人が祖国に対して責任を持って取り組まなければならない

そんな時代がやってきている気がする


借金とともに積み重ねた歴史までもが負債に陥ってしまえば

世界に位置する先人が築き上げた日本は、過去の遺産になりかねない
あれから66年


"彼"を捕らえた国は償いを求め

"彼"は献身的なふりをして身を潜めていた


"みんな"は


海の向こうで"彼"の仲間達が

多くのトラブルを引き起こしていると言うのに

"彼"だけは、他の奴等とは違う

そう言い聞かされ続けていた


まるであの時と同じ

"みんな"は何も解らないまま


そして、2011年3月11日 14時46分

"彼"は、再び本性をあらわにした


欺いたのも、また同じモノタチ


この国は、あの甚大な犠牲の中に

一体どんな教訓を得たのだろうか


大切な一部においては何も得られなかった

そんな気がしてならない


敗北の中、多くの真実に目を背け

ひたすら前を向いて走った

そうすることがこの国の未来だと信じて


高度成長期をむかえ

物質的には確実に豊かになったこの国

しかし、その歩みは・・・



経済によって繰り広げられた世界

その終焉もまた、経済によって告げられるのだろうか



ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ

犠牲が報われる日が、一日でも早く訪れ

世界の過ちが繰り返されないことを祈ります
昭和20年8月6日 8時15分 ヒロシマ

刻々と強さを増す真夏の陽射し

蝉の鳴き声とともに"リトルボーイ"はやってきた


ポケットを大きく膨らませ

無表情で近寄ってくる"彼"に誰かが尋ねた

「その中には何が入っとるんね?」


"彼"は、甲高い声でこう答えた

「Nuclear」


みんな一同に首を傾げ、誰彼ともなく

「ニクヤ??」

「肉??」

周囲に答えを求めるように繰り返す・・・


その直後だった

網膜が溶け、鼓膜が引き裂かれる音

どこまでも真っ白に遮られた視界

とてつもなく大きな耳鳴り


みんな、何も解らないまま戸惑っているうちに

"彼"は、悪魔に姿を変えていた


そして、何も感じなくなった


ほんの一瞬の出来事だった


推計14万人もの尊い命を"彼"は連れ去り

その名を世界に刻んだ・・・


暴力によって繰り広げられた世界が

暴力によって幕を閉じた瞬間でもあった