昨日は、知り合いのポスティング会社で本格的なポスティングを体験させてもらった。
結論から言うと、想像以上に難しく、そして奥が深い世界だった。
まず、数十年ぶりに原付バイクに乗った。
これが思っていた以上に体に堪えた。
腕も肩もパンパンで、翌日は全身が筋肉痛。
バイクで回るのは効率的だが、慣れていないとバランスを取るだけでも一苦労。
久しぶりの感覚に、少し緊張しながらチラシを配った。
現場では、長年やっているプロの動きに圧倒された。
配るスピードも判断の早さも、まるで別次元。
ひとつの建物をどう回るか、どんな順番で配れば最短になるか、そのすべてが体に染みついている。
無駄がなく、まるで職人技のようだった。
これが積み重ねてきた経験の力なのだと感じた。
私も同じようにやってみたが、いくつかミスもあった。
配布禁止の建物に入ってしまいそうになったり、順路を間違えて戻ったり。
もしこれがお客様のチラシだったらと思うと、冷や汗が出る。
今回は自分自身のチラシだったから良かったものの、プロの現場ではそうはいかない。
慎重さとスピードの両立がどれほど難しいかを痛感した。
一人で配っている時、ある集合住宅でポストの位置が分からずウロウロしていた。
すると、その建物に住む主婦の方が声をかけてくれた。
「ポスト、そこだよ」と笑顔で教えてくれた。
おそらく自分のポストを開けに来たところだったのだろう。
見知らぬ人が建物内を歩き回っていたら警戒されてもおかしくない。
それなのに嫌な顔ひとつせず、自然に教えてくれた。
その優しさに驚き、胸が温かくなった。
ポスティングというのは、単にチラシを配る仕事ではない。
地域の人の生活のすぐそばに入り込み、人の目に触れ、声をかけられる。
効率やスピードも大事だが、何より大切なのは「思いを届ける仕事」だということに気づいた。
「人の優しさに出会うたび、世界をもう一度信じたくなる。」──オードリー・ヘプバーン
体の痛みも、ミスも、そして出会った小さな優しさも。
その全部が昨日の学び。
次に配るときは、もっと上手く、もっと速く、そしてもっと丁寧に届けようと思う。
明日もブログを書く。