見たくない未来を見る勇気――価値で勝つ会社は先に動く会社だ

 

 

昨日の合同例会で、経営の本質に触れるような話をいくつも聞いた。
結論から言うと、中小企業が生き残る道は「価値を上げること」と「見たくない未来を直視すること」。

この二つを避けて通れば、どう努力しても大手には勝てない。

 

 

印象に残ったのは、製造業の方が語った“真のお客様は誰か”という話だった。
仕入れ業者やスーパーのバイヤーはビジネスパートナーであって、本当のお客様は商品を使う消費者。
この視点が抜けた瞬間、価値づくりはズレていく。
誰のために価値を生むのか。ここを間違えないことが、生産性そのものだと感じた。

 

 

そしてもう一つ、胸を突いた話があった。


奨学金の代理弁済制度を、業界で誰よりも早く導入した会社の話。

 

その社長は、多くの同業者に「これは必ず人手不足対策になる」「離職率が下がる」「若手の安心につながる」と勧めて回ったという。
だが、誰も取り入れなかった。


理由は単純で、見たくない未来から目をそらしたからだ。

人手不足は確実に来る。
これは“見える未来”だ。
にもかかわらず、制度導入に踏み切ったのはその会社だけ。


結果どうなったか。
若手からの応募が増え、離職率も改善し、業界で一歩抜けた存在になった。


当然の結果だと思った。

 

人は本当に必要な未来ほど見たくない。
・人手不足
・採用難
・定着率の低下
・高齢化


これらは見たくない未来でありながら見える未来でもある。
だから、向き合った会社だけが伸びる。

 

労働人口が減るのも同じだ。
社会情勢のせいにしても何も変わらない。


外国人雇用が必要になるのも、誰もが分かっている。
それでも「うちは外国人は雇わない」と目をそらす会社は多い。


見たくないからだ。


しかし、準備を始めた会社が生き残るのは歴史が証明している。

昨日の学びをまとめると、

 


経営とは、見たくない未来を、誰よりも早く見る力。


そして、
本当のお客様のために価値をつくる力。

 

 

この二つを避けて通れば、事業は静かに弱くなる。

 

 

感想としては、自分自身の仕事にも当てはまると強く感じた。
遺品整理も、不用品回収も、相談も、真のお客様は依頼者本人。
そして、この業界にも見える未来がある。


高齢化、独居、孤立、空き家。


これらに向き合う準備を早く始める会社が、地域を支え、生き残る。

 

 

締めとして、自分への問いを置く。


見たくない未来から、私は逃げていないか。


逃げなければ、価値は自然と上がる。
そして価値で勝つ会社は、静かに、しかし確実に未来をつくる。

 

明日の私は、今日より一歩だけ未来を見る勇気を持つ。