最近、メールをいただき、その中の質問で多かったのが微積分をどうやって勉強すればいいのかというものでした。経済学部の場合は偏微分のみでいけることが多いので、偏微分をマスターすることが大事です。その他、阪大ではlogの微分やeの微分が出されますので、やはり計算能力が問われています。
そこで今回は3冊の本を紹介します。また今回の記事は神大の数学対策としても有効です。
始めの本はゼロから学ぶ微分積分
です。
この本は基礎から学べる良書です。ただ、微積分を久しぶりにする人は少し難しいのかもしれませんが、いずれ慣れますし、慣れないと合格は無理です。
経済学の問題でどういう場合に偏微分を使うのかというと、大体は効用最大化問題です。価格比=限界代替率の絶対値、といったことを立式する際に用います。
2冊目がやさしく学べる微分積分
です。
私自身は石村さんの本は好きです。丁寧でかつ入試で出るところをきちんと抑えているからです。ただ「やさしく」と書いていますが、応用問題も扱っています。
もし上記の本が出来た人は、演習問題で力をつけたら良いと思います。私のお勧めの本は 編入数学徹底研究
です。
この本は経済学部編入で神大を数学で受験する人でも使えます。レベルは標準~やや難です。文系で数学に馴染みのない人が急に始めると挫折をするので、必ず上記2冊の本の内容が分かってからすべきです。
注意:よく編入ブログではA・C・チャンの現代経済学の数学基礎 を勧めているものがありますが、一切必要ありません。
この本は解説が雑な印象があります。翻訳者に原因があるのか分かりませんが、分厚い上に編入では出ないトピックが多いため、不要です。
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