いよいよ検査の結果です。
といっても、余り何も考えてない私は、相変わらず呑気に病院の大きさに驚きつつ、
呼ばれるまでの余った時間に院内を探索したりで気楽なものでした。
番号が呼ばれて診察に入ったのですが、先生はうーんとか言ってる。
いきなり、これから子供を生む予定はありますか?って聞かれました。
何だろうこの緊張感・・・て思いつつありませんと答えたら、
「残念ながら、子宮の入り口の内部にこれから癌になってしまう可能性の
ウイルスが見つかりました。このまま放置すると癌になる可能性があるから、
これからの為にも、子宮全摘出しましょう」とさくっと言われてしまいました。
ショックじゃないと言ったら嘘になるけど、ショックを感じる余裕もなく
頭が真っ白になって何だか人事のような変な感じがしました。
そして、その直後に目から涙がボロボロと勝手に流れてきて、自分でもビックリΣ(・ω・ノ)ノ!
先生が大丈夫?って心配してくれて何とか涙は収まったものの、
時間差で今度は心臓がバクバク。看護師さんに背中をさすってもらい、何度も深呼吸をしてやっとこっち側に戻ってこれました。
、しっかりしろー私と、自分で自分を励ますしかありませんでした。
後は入院の為に検査があるらしく、説明を受けて診察は終わったんだけど、放心状態になりつつもなんとかフラフラと検査室から出て待合室に戻ったら、また勝手に涙が出てきそうになって、必死に堪えてました。
待合室には沢山人が居るので泣くわけにもいきません。
子宮を取るという事をあまり深く考えてないというか、特にこれから子供を生むこともないし、
嫌な生理痛から開放されるならいいのではないのかって思える余裕があればよかったんだろうけど、どうせ大したことないでしょうとタカをくくって、のほほんとしていた自分にとっては、
とてもショックでショックで。
前の診察の時に、告知についての紙を書かされたんです。
もし病気になって告知するときは、家族と一緒がいいか、自分一人の時がいいか選べるようになっていました。
もちろん自分に関係ないだろうと思ってたので、適当に一人の時にって◯していたんです。
誰かについてきてもらえばよかったなと少し後悔。

名前を呼ばれて検査に移動になると、その後は何も考える暇もない位
広い病院内を検査であちこち動いていました。
心電図、検尿。そしてそのあとは血液検査。検査してくれる看護師さんと雑談しながら笑うことがあったりして、そういう時間があって少しずつ落ち着いてきたように思えました。
初めてやったのが、耳に針を挿して血の止まる時間を計る検査。注射は余り痛くなかったけど、
こっちの方が痛かった・・・!3、2、1、グサッって感じで耳たぶに少し太めの針を指します。ピアス開けた時こんな痛みだったなーと思い出しながら、痛みで涙がじわーっと。
本当に痛いの苦手なので、この先思いやられます・・・。

検査が終わって帰る為に車乗った瞬間、じわじわと自分に置かれている状況を実感してきて、そのまま車でわんわん泣きました。30分くらい泣いたらなんとかおさまってきて運転しましたが、また泣けてきて、号泣しながら運転するというハタから見たら大変な感じに。
すれ違った車の人はビックリだったでしょうね・・・。
帰って両親に説明するのが怖い。絶対ショック与えてしまうのでので、なんとか泣かないように、私は大丈夫よって顔出来るように、今のうち泣いておこうと泣き溜めしました。

両親へ説明する時は平常心で言えた気がします。しゃあないねーって笑いながら話しました。
そしてまたお部屋に戻って声を殺して泣きました。
本当に長い長い一日でした。