飛行機のお食事で、一番簡単なコース料理が
サラダ
メイン
デザート
になるかと思います。もちろんビジネスクラス以上のお席の話であることご了承ください。
Meisa、一人でビジネスクラス10席を担当していた時です。
ギャレーでお食事の用意もするし、お客様のサービスも全部一人で担当、かなりハードな座席配列でした。
一番前の女性客にサラダを出して、他のお席の方のケアーをしながらもサラダの次にお出しするステーキを忘れないようにと、その女性客の食事っプリにはずっと気をつけていたわけですが、どうも召し上がる気配がまったくない???
「ワインお召し上がりになりますか?」
「ドレッシング、別のタイプもございますよ」
「隣のお席のテーブルも広くお使いくださいね」
なんでもいいのです。少しでもお客様の様子に気になることがあれば、とにかくお声がけをして事態を把握すればいいだけなんですけど、なにぶんジュニアで全く会話力もない、だめだめ時代のお話。Meisaが何をしていたかというと、じーっとカーテンの陰から様子をうかがっていた
他のお客様全員にメインのお料理を届けたので、Meisaがついに口にした言葉が
「サラダおさげしてよろしいですか?」
最もつまらない言葉をかけてしまった
ところが彼女が口にしたのが
「いえいえ、次のお料理とサラダを一緒に食べようと思って待ってました」
日本人ならあたりまえの、色々なお料理を一緒に食べたかっただけだと、ようやく分かりました。
食事の習慣は文化を象徴する大きな要因であり、飛行機と食事とは切っても切れない関係、
「CAなんて空飛ぶウエイトレス」と揶揄されるのも、食事のイメージが強いからでしょうが、たかが食事とはいえ、世界中の人に気持ち良く、言いかえれば各人にとって食べたいものを食べたい方法で召し上がっていただくには、それなりの気遣いがいるのでした。
それにしても、ジュニア時代の接客には忘れたいことが多すぎます。。。
Meisa