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環境先進国ドイツ発エコロジーとオーガニック

海外子育てしたい人集まれ!弱者に優しい国ドイツで子育てしながらヴィーガンライフをおくる管理人が現地学校生活の話題や旬のドイツをお届けします!

 

ドイツのギムナジウムに通う長男のアビチュアも終盤戦に入りました。

残すところ1教科です。

 

この機会にアビチュアのことをちょっと。。。。

 

日本とドイツの受験システム

日本は大学入試「センター試験と大学個々の選抜試験」ですが、ドイツではアビチュア「高校卒業と大学入学資格」です。

受験生は自分の希望とアビチュアの成績を元に、大学や学部を選んで入学申請します。

何が「逆」かというと、まずアビチュアという「手持ちのカード」があって、これを元に進路を決めるという点です。

 

日本の高校や予備校のお家芸である「志望大学の入試傾向に合わせたテクニック」はドイツの高校教育には存在せず、とにかく、各州で決められた「教育課程の内容を根本的に学ぶ」ことになります。さらに、ドイツのアビチュアは一発勝負ではなく、最後の2年間の学業成績が全て加算されるのでこの期間を通して気が抜けません。

 

アビチュアの受験科目と内容

5教科です。Leistungskursという得点比重の高い専門教科2科目と残りの基本3科目を、選びます。所属する高校によって選択できる科目とできない科目、組み合わせができる場合とできない場合、

 

日本式の暗記試験というものはほとんどなく、筆記試験でも論文形式が多く、プレゼンテーションや口述試験などの対面試験にも備えなければなりません。試験のテーマを自分で選べるというのも、自由度がある反面、アクティブに勉強する姿勢が必要になって来ます。

 

3月から6月までの期間にアビチュアの試験が一つずつ行われます。つまり1日に1科目。1科目終われば次の試験は2〜3週間後という具合ですので、順番に集中して取り組むことができます。

最後の5科目の最終試験の準備は学生が自分で行います。学校には通いません。学校で受験の手ほどきをしてくれることもありません。自宅で黙々と勉強、ですね。

 

クラスメイトとの交流

SNSのおかげで、学校に行かずとも、この間も学生たちの交流は盛んで日々いろんなニュースがスマホに入ってきます。試験のことで相談したり、一緒に勉強する時間を設けたり、卒業旅行のことを企画したり、卒業アルバムの準備をしたり。。。。。 おそらくどの子もあるていどストレスの状態下に置かれているとは思うのですが、表情は明るく、これらすべての企画を、SNSを通じて水面下で(笑)着々と進めているようで、しっかりしているなあと思います。

 

皆それぞれ得意なことがあってできる範囲で協力しあっています。グラフィックデザインの得意な友達は、アビチュアの勉強はそっちのけで「卒業アルバム」の作成に携わり、世話好きの子は卒業旅行の手配をしています。

 

うちの長男はオーケストラの練習で出て行くほかにはほとんど用事はしていませんが、気分転換に、最近ではクラスメイトを何人かよんで自宅でカレーライスパーティーを催していました。もちろん、味の素のいっぱい入った「インスタントのカレールー」を使ってです。食品アレルギーのある友達に「中に何が入ってるの?」と聞かれた暁には、「味の素やそのたいろいろ化学的なもの」と忠告してました。

 

卒業後の予定

前記したように、アビチュアは「大学入学資格」です。
大学進学の時期は学生が自分で決めます。もちらん、大学も学部も自分で選びます。直ぐに席をもらえなくても待機できたり、入った学部が気に入らなければ変更することも可能です。
クラスメイトの友達の中には既に中国の大学で語学コースの奨学プログラムに申し込んだアフリカに行く準備をしてもいるそうです。
 
ある友達の娘さんはアビチュアの後、オーストラリアの奨学プログラムに応募して3ヶ月の語学研修、その後、9ヶ月は現地で似たようなプログラムを探し国を転々と周遊旅行して帰ってきたそうです。その間、親からの支援ゼロ。帰国後ベルリンの大学に入ったかと思ったら、まもなくイギリスの大学にインターンをかねて留学。
 
お母さん曰く「引っ込みじあんの娘けどね。同じ物理学部の彼氏もできてるのよ〜」。若いお二人のピカピカの写真まで見せてくださいました。本当に、若さは強さ、可愛い子には旅をさせろ、です。
語学学習や社会活動を集中してできるのもやはり今。
 
それにしても、さすが情報社会の世代。こういったプログラムも子供達が自分で見つけてくるんですから、親の出る幕はなさそうです。