四万十オートキャンプ場ウェル花夢は、四万十川の支流である檮原川の側にあります。簡単にテントを設営できて、ランドリー、シャワー場と設備も充実しています。
近くの川に川遊びに行くこともできて、清流の中で泳ぐ小魚などを見ることもできます。このような豊かな自然の中で、四万十川を満喫することができます。

四万十川を満喫するといえば、実は四万十川流域の沈下橋を見ることもこのキャンプの目的に含まれていたんです。それも、近くに沈下橋という橋がいくつかあると聞いて、とりあえず探して見に行こうかぐらいの気持ちです。

まず、最初に訪れたのが「中半家沈下橋」です。
橋の入り口に3個の車止めが置いてあって、車の通行は禁止されています。
偶然にも、気さくなアマチュアカメラマンがいたので、ちょっと話をしてみました。
この位置からはJRの鉄橋、半家大橋、中半家沈下橋と種類の違う3つの橋を見ることができるようになっているということで、自慢の写真を見せてもらいました。
半家大橋の上から、洪水の時の中半家沈下橋の様子を写した写真があるというので、それも見せてもらったら、橋が川の中に沈みかけています。なるほどこれが沈下橋と言われるゆえんかと思ったものです。

そして、いろいろと中半家沈下橋のことや沈下橋についての一般的な知識などを教えてくれました。
「JRの鉄橋は分かるとしても、なぜ中半家沈下橋と半家大橋と2つの同じような働きをする橋があるのか。」と聞くと、「半家大橋ができる時に中半家沈下橋は撤去される予定だったが、地元の人の強い要望で残された。」と教えてくれました。旅に出なければ出会うことのなかったアマチュアカメラマンの彼と沈下橋についてしばらくの間語り合い、楽しいひとときを過ごすした後、早めの昼食をとって、沈下橋を探しに行きました。

次に向かったのは、岩間沈下橋です。岩間沈下橋は、正式名称は「岩間大橋」というそうです。四万十川の自然の中に浮かぶ、長さ120.0m幅3.5mの橋です。
しかし、橋脚が金属でできていたのは、少し残念です。石でできていたら自然と調和して風情があっただろうなと感じます。やはりというか、アマチュアカメラマンの言葉通り、橋の欄干はついていなかったですね。でも、大型車が通行することも可能なんだそうです。

あのアマチュアカメラマンのおかげて、沈下橋のことが少し分かりかけてきたところです。もう少し沈下橋を探してみたいと思います。