私が初めて、リストカットしてる人に出会ったのは、15歳の時。
サイトで知り合った人とオフで会うようになり、その友人が両腕にビッシリ、リスカの後があった。
そういう行為をする人が居るのは知ってたし、ネットで見たこともあったけど、実際見た感想は「ふーん」って程度だった。
だって、言わば知人の知人。
その人が生きようが死のうが関係なかったし、興味もなかった。
でも、その反応が新鮮だったらしく、その後、チャットをする程度の仲にはなった。
でも、何で隠さないんだろうとは思った。
聞かなかったけど。
だって、「やめなよ」「痛そう」「何でそんなことするの?」って言われたり、あからさまに顔をしかめる人も居たって言ってたから。
じゃあ、長袖着るとか、ちょいパンク系のアームウォーマーつけるとか、方法はいくらでもあるのに、春~秋にかけて会うときはいつも見えてた。
ソレが私には彼女の主張に見えた。
何度かICU入ったとも言ってたし、死にかけたとも言った。
その度に目が覚めて幼なじみに死ぬほど怒られるんだと。
その時、私は
「あぁ、この人は本当は必要として欲しいんだな」
って、思った。
死ぬほど怒られたと言いながら、嬉しそうだったから。
自分から傷を見せて、ボーダーだと言う。
私を見て、必要として。大切にして。
そんな背景が見えた気がした。
本当は違うのかもしれない。もう連絡も取ってないし、連絡先も知らないから。
真実は分からない。

けど、今、自分が腕を切るようになって思うのは。
見つかりたくない
反面
気付いて、かまってほしい
そんな相反する感情が渦巻いているから。
それで、切って、血を見て、痛みを感じて、安心する。
私はまだ生きてる。こんなに痛みを感じている。
だから、大丈夫。まだ、大丈夫。
痛みを感じる限り、血が流れる限り、私は私でいられる
……………気がする。
いつか薬の飲みすぎとアムカで死ぬかもしれない。
でも、私は最後まで私で、幸せだったから。
もし、いつか死んで、家族がここを見たら、
私は幸せに生きて、幸せに死んだと分かってもらいたい。
ひとつ悔いが残るとしたら、お母さんを泣かせてしまった事
本当にごめんね。でも、大好きだよ。
最近、マザコンから、依存が酷くなってる気がする(笑)