- 残穢/新潮社
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小野不由美さんの新刊「残穢」を読了。
ドキュメンタリーホラーということで、小野不由美自身の周りで起きていたことと、それを調べていく過程が書かれている。
ゴーストハントシリーズを書いている頃にあとがきで募集した怪談話がきっかけ。
その頃に知り合い連絡を交わしていた編集者の女性が、引越し先で怪異にあう。
畳を擦るような物音を聞くという。
それが、怪異なのか?
小野さんもそういう話が好きなこともあり、相談に乗りながらも彼女と一緒に調べてみることに。
すると、多くの読者から寄せられた怪談話のなかに同じようなものがあったことを思い出す。
しらべれば、同じマンション違う部屋。
幽霊や怪異というものは部屋につくのか?
土地につくのか?
人につくのか?
事故物件というのがある。
死者がでてしまった物件だ。
近年、これは報告義務があるため、そういう部屋はすぐにわかることが多い。
しかし、彼女の部屋ではそういうことはない。
だが、彼女は部屋で着物の帯で括ってぶら下がる女性を見てしまう。
それが妄見である可能性はある。
それでも気になる。
過去を調べていくと、同じマンションや近くの団地で同じような体験をした人が見え隠れする。
・畳を擦る音がする
・床下を何者かが移動している気配がする
・その者が何かつぶやいている
・赤ん坊の声が聞こえる
いろいろな怪異が起きていたり、起きていなかったりする。
これは、部屋ではなく土地に何かあるのではということで調べていく。
すると、高度成長期に自殺者があったり、戦後には死んだ赤子を複数、庭やなどに遺棄していた事、座敷牢に閉じ込められた男が床下から這い出ていたりという事実が見えてくる。
それらは、それぞれが未来永劫恨み続けるようなことがあったわけではなさそうだ。
ただ、怨みを残して死んだであろう事は確かなのかもしれない。
それが、死という「穢れ」だ。
穢れという思考は古くからあり、平安時代にも語られている。
穢れは移り、感染していくもの。
死の穢れを浄化するために、喪に服して、塩をまき穢れを払う。
穢れを落とすために、御祓やお祓いが存在する。
死穢は、死者が出るとそこに存在する。供養の際にお葬式などで着座すると感染するのだという。
そして、その死穢は、感染者が立ち寄った家で着座すれば、その家に感染するというのだ。
穢れとは不浄とは違い人の内面にはない。他者の死という現象から穢れ、移されるのだ。
家を建てる時、地鎮祭をし、棟上げ式をし、土地を祓い、穢れを落とす。
だが、マンションやアパートなど、建築時は払うだろうが、その後はどうだろうか?
引っ越した先でお祓いをする人は少ないだろう。
解約されたからといって、お祓いをする大家さんも少ないだろう。
誰かが死に、それに触れ、しかもその死が怨みを残したものであった場合。その穢れは、持ち帰り家を汚染する。
さらには、土地についた強い穢れが、地鎮祭などでも払いきれなかったとしたら?
そして、新たな穢れを受けたらどうなるのか?
土地に残ったわずかな残穢が新たか穢れを迎え、怪異を産む。そして住人が転居すると、穢れは枝葉のように広がっていく。
なんとも怖い発想ではないだろうか。
筆者も言っているが、ありふれた怪異を調べたからこそ、似たような現象があつまり、枝葉に見えるだけかもしれないと。
そういうものかもしれない。
それに、怪異や怪談は、語ることで形をなすという話もある。
怪異だと考えるから、怪異となり、怪異は生み出される。
例としてあげられる話で、四谷怪談がある。
四谷怪談とはお岩さんの話だが、お岩さんの実家田宮家は今も存続し、お岩さんは貞女で仲睦まじいと記録にあるそうだ。
だが、創作物であるはずのお岩さんは現在も祟ると言われている。
舞台にせよ、映画にせよ、四谷怪談を題材にするときはお祓いをするのがお約束だ。
そう、四谷怪談は題材にすること自体が怪異といえる。
この「残穢」を読んで思うのは、今まで気にすることもなかった「残穢」という考え方が定着することの恐さだ。
拙い私の文章では伝わりにくいが、この本を読むと「残穢思想」にはリアリティがあり、納得できるものなのだ。
日本らしい考え方であり、怪談好きな日本人ならすんなりと受け入れるだろう。
新しい考え方という程ではないのかもしれない。
その恐ろしさは、読んでいて鳥肌が立つほどなのだ。
怪異の多くは、偶然で済ませれば、それまでだが、それでは納得できないこともあろうだろう。
そういう時にこういう考えがよぎるのだろう。
気持ちの問題として、きちんとした寺社でお祓いを受けるのも一つの方法論だと思う。
それで、リセットした気持ちになると、気にならなくなることもあるだろうから。
でも、なかには変な所に引っかかってしまう人もいるだろう。
そうなると、それも「残穢」なのだろうか・・・・
ホラー好きにはお勧めです。
そろそろ公開が終わってしまいそうなので駆け込みで見てきました。
ベルセルクの新作。
ドルドレイ攻略から、ガッツが鷹の団を抜け、グリフィスが虜囚となるところまで。
ドルドレイ攻略戦は熱いです。
重騎兵と軽騎兵の戦い。
ちょっと、征服王なんて古い番組を思い出しつつ。
難攻不落の要塞はやはり、内から攻めるもの。
イゼルローンしかり、ドルドレイしかり。
原作とば微妙にちがうようですが。
ところで、アドン将軍を演じる小山力也さんは、最近はこの手合いの怪演技が多いような。
いい感じにキャラが立ってました。
あとはボスコーン将軍も迫力ありますね。
重騎兵とかかっこいいとは思うけど、実際の戦場では使いどころが難しそうな。
ドルドレイ攻略後、鷹の団を抜けるガッツとグリフィスの一騎打ち。
これがしびれる感じ。
ガッツが、ふうぅ~と息を抜くけど、これがこっちもふうぅって感じに。
最後に、自暴自棄になったグリフィスと姫であるシャルロットとの密通シーンが濃厚なのはなんだかね(笑)
生々しい感じもあるんだよね。PG12で大丈夫な表現なのかしら?
さて、次はついに黄金時代編最後。
蝕でございますよ。
予告だけでも、テンション上がりますねぇ。
以前に掲載した紫陽花と同じ場所にあった額紫陽花。
額紫陽花もいくつもの種類があるようです。
私にはどれが、どれやら。。。
下の二枚は赤いタイプ。
ストロベリーミルクな色合い。
なかなかきれいだなぁと。
太陽の位置関係とかからなかなな難しいです。
このなかでは2枚目が一番好みなのかも。
4枚目も悪くはないのだけどね。
ブログネタ:違法にしたほうがよいもの
参加中
例題に出てたゴミのポイ捨ては条例で禁止されているところもあるので、おそらく違法性が高いかとは思います。
ただ、何でもかんでも法律で縛ればいいのか?
それが法治国家だというのか?
ここには疑問がありますね。
特に法律で禁止し、刑法などで罰則を規定する場合は、十分な検討が必要になります。
曲解がまかり通る法律だったり、すれば、自分たちの生活を息苦しいものに変える悪法となる可能性もあり得るわけです。
また、抜け道があるザル法で意味がないだろうとも思います。
ゴミのポイ捨てなどはモラルの低下が招くことで、それこそ教育からしっかりすることで、改善を目指すべきものであると思うのです。
違法にすべきもの・・・
難しいですね。
人の、国民の尊厳を無視するような輩は罰する法律が欲しいですが、まあ、無理な話ですね。
無視するような輩が官僚や政治家の多くなのですから。





