サウジ国際競馬は、サウジダービーをフォーエバーヤングが、リヤドダートスプリントをリメイクが勝利し、メインのサウジカップは、ウシュバテソーロがアタマ差2着と惜敗。デルマソトガケは5着、レモンポップは12着。その他1351ターフスプリントはララクリスティーヌがネオムターフカップはキラーアビリティが、それぞれ2着と善戦しました。確実に日本馬は世界進出を軌道に乗せていると言っていいでしょう。
活躍馬の父は、キラーアビリティがディープインパクト、ララクリスティーヌがミッキーアイル、フォーエバーヤングがリアルスティール、ウシュバテソーロは、オルフェーヴルとSS系が主役でした。また、リメイクは、2016年に日本調教馬として初めてUAEダービーに優勝し、米クラシック三冠にすべて出走したラニの仔というのも特筆されます。
一昔前には、日本馬は芝には強いがダートはまだまだ世界に通用しないという現実がありましたが、最近はダートでも互角に戦える馬が増えました。
今少し話題になっている種牡馬がダノンレジェンドです。少ない産駒ではありますが、昨年のリーディングは40位ですが、勝ち馬率は3割とこの分野では8位に相当します。更にダートの勝率は11.5%と優秀です。今年も現在25位と好調。ダノンレジェンドの競走成績は30戦14勝。JBCスプリントなど重賞は9勝。4~6歳時には連続16戦掲示板に載り。この間連対11回という安定感は評価されます。ダートの短距離はお任せといった内容です。
今年になっても好調で、2月10日には、京都の新馬戦をヨーカイディスコが快勝。小倉の未勝利戦をセッテイロクが7馬身差で勝利。翌2月11日にも東京の新馬戦をワンツーフィニッシュ。すべてダート戦でした。地方での好成績に加えて中央でも存在感を見せています。
現在世界の競馬界はエクリプスの系統が9割以上ですが、その中で4代血脈と言われるのが、ノーザンダンサー、ヘイルトゥリーズン、ミスタープロスペクター、ナスルーラです。ダノンレジェンドは、1875年生まれのヒムヤー系というエクリプス系の中でもアメリカで生き抜いてきた地味な血統でした。1966年生まれのアックアック、1983年生まれのブロードブラッシュ、1991年生まれのホーリーブル、そしてダノンレジェンドの父マッチョウノと細々と血を繋いできました。特に芦毛のホーリーブルは、アメリカのオグリキャップという感じの馬で一世を風靡したアイドル馬です。マッチョウノはBCジュベナイルを勝ち、コンスタントに産駒を送り出しています。母のマイグッドネスもダービー2着で安田記念でグランアレグリアを破ったダノンキングリー(ダノンレジェンドの弟)を出すなど繁殖牝馬として成功を収めています。
ダノンレジェンドは、数少ないヒムヤー系を遠い日本で根付かせるダート界の希望の星になるかもしれませんね。