さあ、伝統の春の天皇賞です。阪神というのがピンときませんが、もう1年我慢しなければなりません。それにしてもこのレース、勝ちタイムの更新が凄いのです。良馬場でのルドルフやミホシンザンが3分20秒4でした。1980年代ですね。90年代には3分15から18秒台になり、1997年には、マヤノトップガンが3分14秒4を出して驚かせました。2000年代になると、サンデーサイレンス時代です。ディープインパクトが3分13秒4。これはもう抜かれないだろうと思っていたら、2017年にキタサンブラックが3分12秒5を出してまたまた驚いてしまいました。実にルドルフを8秒上回ったのです。どこまで進化するのでしょう。そして、ステイフーリッシュがドバイで3200mを勝つというのはまさしくSS系ステイゴールドのスタミナを再確認させた出来事でした。

 

 ここ10年の春天の勝ち馬はすべてSS系です。ステイゴールド4勝、ディープインパクト3勝などが中心です。ステイゴールド自身2着でしたが、産駒のフェノーメノ、ゴールドシップ、レインボーラインが父のリベンジを果たしました。今年リベンジを狙うのは、春天11着に沈んだオルフェーヴルと4着、7着に敗れたキズナでしょうか。前者は、アイアンバローズ、メロディーレーン、タガノディアマンテ、シルヴァーソニックの4頭を参加させてきました。後者も人気になるであろうディープボンドが出ています。実績あるディープインパクトは、トーセンカンビーナだけ。息の長いステイゴールドは、クレッシェンドラブ、マイネルファンロンを送り込んでいますが、8歳と7歳で苦戦が予想されます。またステイゴールド系からは、ゴールドシップがマカオンドール只1頭を出走させています。こちらは4歳と若く上り調子です。

 

 この一大勢力のSS系に対抗するのがキングカメハメハ系です。直系のユーキャンスマイル、ヒートオンビート、ハヤヤッコにルーラーシップ産駒のロバートソンキー、リオンディーズ産駒のテーオーロイヤル、ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーが参戦して、SS系との対決という図式になっています。両勢力の筆頭が実績からSS系がディープボンドでキングカメハメハ系がタイトルホルダーという事になるでしょう。2強という文字が新聞には踊っていますが、4歳対5歳という戦いでもあります。意外にも、今年のここまでの平地重賞では、4歳と5歳が10勝づつで並んでいるのです。意外と言ったのは、強いと思われた明け4歳が苦戦していることです。ここを勝って勢いをつけたいところですが、どうなるでしょう?

 今雨が激しく降っています。明日は晴れるようですが、翌当日はまた雨予報。内外の有利不利はこの雨で分からなくなりました。最近の傾向では前に行く馬が有利なようです。外からでもタイトルホルダーが行って、ディープボンドも早目にこれをマークするという展開でペース次第でまぎれれば何かが2頭の間を割るのではという気もしています。

 

 2強対決と言えば、1992年のメジロマックイーンとトウカイテイオーの対決がありました。大変な人気でしたが、競馬場で、若いファンが皆トウカイテイオーを上に見ていたのに、私と古い友人のTEさんは顔を見合わせて「ここはマックイーンでしょう」と意見の一致をしたのです。先手先手を取って押し切るマックイーンの戦法が勝っていたのを上に見たのです。結果はその通り。如何に無敗が人気するのかを知りました。今回出走している馬にロバートソンキーがいます。母方祖母がトウカイテイオーの妹なのです。もし、この馬が勝てば大リベンジになりますが、ちょっと苦しいかな。血統が面白い春天です。

 馬券は雨で荒れる可能性もあって馬連と3連複のボックスにします。1,5,7,16,17,18の6頭で計35点です。