中日を指揮官として、全盛期の金本と対戦した落合博満氏は「阪神戦の時は、あいつを抑えるか、打たれるか。抑えればうちが勝つ。打たれれば負ける。それだけだった」と振り返った。

「あいつが打てばチームの雰囲気も変わるからな。だから、4番を張っていたんだよ」と、一時代を築いた強打者を評価した。

▼野村克也氏:私と同じで、もともと大きな期待を受けずにプロ入りし、誰にも負けない努力で、ここまでやってきた。試合後に素振りを欠かさない。努力家タイプの典型である好打者の引退は残念だ。今は後継者不足の時代である。努力と挫折を繰り返した者だからこそ、経験を生かした指導者になれるはずだ。

▼張本勲氏:一時代を築いた選手だけに惜しいね。今の阪神にあれほどガッツのある選手はいなかったから。私は41歳で引退したけど44歳までよく頑張ったと思う。連続試合出場の記録も含めて立派な成績を残したが、本当に「努力の人」だったね。今は打撃のいい指導者が少ないから、将来は指導者になって「第2の金本」を育ててほしい。

野村克也さんの「努力と挫折を繰り返した者だからこそ、経験を生かした指導者になれるはずだ」という言葉が印象的