こんばんはにっこり


最近読んだ本の話です。

小田雅久仁さんの『残月記』
本屋大賞にノミネートされていて、月をモチーフにしたファンタジーらしい??って事で気になって読んでみました。
2つの短編と1つの中編小説です。

「そして月がふりかえる」
いやー、あのシーンは夢に見そうなほど印象深かったです。ゾワッとしましたね。
世にも奇妙な物語っぽさもあり、かなりダークではありますが、あの後が非常に気になる…。

「月景石」
個人的にこの世界観が1番面白く読みました。
いや、やはりかなり暗い話ですけれども。
あの世界の話を普通に長く読みたいですね。
ラストはもう何がどうなってこのあとどうなるんだか全然わからない面白い。

「残月記」
私には重すぎた…。
近未来のかなりとんでもなくなった日本の話で、ディストピア小説っていうのですかね。
しんどくて途中何度も読むのやめようかと思いましたが、どうなるのか気になって読み終えましたが、最後は泣いてました。
こういう話だったのか…。
諦めずに読んで良かった…。
しかし、重い…。

ダークな3編なので読む人を選ぶとは思いますが、かなり記憶に残る作品でした。



砂川文次さんの『ブラックボックス』。
芥川賞受賞作品ですね。
仕事が続かず、今はロードバイクでメッセンジャーの仕事をする主人公の物語。

短いのでさらっと読めます。
ロードバイクの話の部分は興味あるので面白かったですが、後半はへ〜というぐらいで読み終えました。
衝動的に怒りを抑えられない人って、幼い頃からカウンセリングとかに行くなどしか無いのかなぁという事ばかり気になってしまいました。
これじゃあ今後も大変だろうに。



乙一さんの『一ノ瀬ユウナが浮いている』。
これはアニメ映画の『サマーゴースト』の姉妹作になります。
乙一さんが『サマーゴースト』のノベライズをされたのですよね。そちらの原案は別の方のようです。

その時の「花火と幽霊」のモチーフを使ったオリジナル作品になるようです。『サマーゴースト』も読みましたが、そちらと繋がりがあるわけでは無いので、こちらだけ読んでも全く問題ないです。

個人的にはこちらの方が断然好きでした。
『サマーゴースト』は、結構あっさりしていたので…。

『一ノ瀬ユウナが浮いている』は、線香花火を使うと事故で亡くなった幼なじみが短時間だけ現れるという物語です。
二人が好きだったというジャンプ作品の話がちょいちょい出てきて、めっちゃわかるーー!!!となりました(笑)
線香花火の残りが少なくなっていく中で、最後の方の展開は読めてしまいましたが、悲しみの中にとても温かさの残る物語でした。
良かったです。
文字が大きいので、さらっと読めますよ。
白乙一作品になるのかな。


そんなあっさりしすぎですみませんな感想でしたが、本日も最後までありがとうございましたm(_ _)m