夫の病名が発覚した頃、彼の仕事の契約も切れ、私の収入源は客商売なのでコロナ情勢下で次々とキャンセル。私たち夫婦は収入がほぼゼロに。…!!(-.-;)

それでも義姉の持ち家に同居して、ストレスと引き換えに出費が抑えられる事と、こんな時のために貯めておいた数ヶ月分の生活費の予備でなんとか凌ぎ、二人とも求職活動に勤しんだ。ただ、どこも連敗。なんなら緊急事態宣言あたりなので応募先の会社が休んでるからまず返事が返ってこない。むしろ私たちが無謀な行動をとっている。でも不安からどうしても何かしないと落ちつかない。これからどうなるのか、どうしようもない不安で不眠にもしばし悩まされる様に。もちろん自事業への政府からの支援は一銭もでない。借金ならいいよーと、厳しいお言葉。それなら大丈夫です…海外の市民や会社への支援金の対応を見ては、いたたまれない気持ちになった。
流石にいろんな事が限界を迎えてきた。。これからのことを考えると一刻も早く安定的な収入で社会保険に加入しないと!遅いながらそう気づいた。



ちなみに、一生治らないと言われる躁鬱病、その診断はあっけなく下される。
何か特別な検査(例えば採血や、機械で何かの数値を図る)をするでもなく、先生と話を20分程度して
「それは〜双極性障害Ⅱ型の様ですね〜」
と、
他人事のように(他人事だけど)だるそうな声で言われるだけ。

最初の診断時、夫の鬱は重かったようで、気分を上げるサインバルタという薬を出された。
副作用として依存性、性欲の減退を告げられ、飲みたくないと伝えたが、医師に押し切られ数日飲んだ。確かに飲んだ日から夫は徐々に気力に満ち出したものの、薬を飲むことが待ち遠しい様子。副作用を体感した。あとで調べると激薬。(効き目は人によると思うし、必ず素人判断をしない事が重要)夫は薬を処方した医者に懐疑的になり、次のカウンセリング自体を拒否した。
通った方が良いと言いつつ、代わりとなる病院を見つけられずにいる私に「これは病気ではない。気持ちの問題。今の不安を克服すれば治るから大丈夫」と言い、義理の両親も息子は病気ではないの一点張り。私は「息子さんは脳の病気で、精神疾患とはまた違います。通院が必要なんですよ。」と説明したいが、向こうの言葉が片言程度しか話せない。翻訳機を使うも、繊細な内容すぎて言葉が本当に伝わらない。この時は言葉の壁と自分の無力さを痛感した。
結局私も力尽きてしまい、そのまま数ヶ月、薬も通院も放置してしまった。病名がついても本人と周りが受け入れるまでに時間がかかる。
今考えるとこの放置は本当に良くなかった。
もっとうまく理由をつけて行かせるべきだった。

だってこの病気は、繰り返す度に重症化する恐ろしさがある。(個人差あり)