


活動報告の前に、まずは皆様に再度お願い申し上げます
再来月の3月11日を迎えるにあたり、身内や親戚、知人を亡くした方々が合同で一周忌を迎える事となります
震災後の破壊された場所から、死者を弔う準備は誰も出来ず、残った身内だけで簡素な葬儀をして送り出しました
あれから一年近くが経過し、少し落ち着いてきた現状の中で、49日には心の整理がつかなかったものも、3月11日の一周忌は特別な気持ちで迎える方々が多いことでしょう
実際に被災された方々の生の声をお伝えしますと、
『一周忌に備え、黒い服が欲しい。黒がなければ、グレーでも紺でもいい。葬式をちゃんとしてあげられなかったから・・・。一周忌は近くの小学校で合同でやる それに行きたいから、なんでもいい。
シャツでもセーターでも、鞄でも靴でも・・・ 出来たらでいいですが、お願いします』
仮設住宅の周りにはスーパーがありません
車で2,30分するとスーパーはありますが、自分に合うサイズやデザインはあまりありません
いいものを探そうとすると、盛岡まで、車で3時間するところにいかなければなりません
そして今、被災者の中でも貧富の差が生まれてきています
● 仕事がある人とない人
● 身内の死亡者数や持ち家の破壊度によって、義援金の受け取り金額が異なる事
● 岩手・宮城・福島という私達が勝手につくりだした被災地ブランドというものが出来上がり、被災後、逆に売上が伸びた会社がでてきたこと
そういったことから、買える人と買えない人がいるのです
後者の方は、なるべくお金を使いたくない
誰もがそう思っています
未だに仕事が無かったら?
皆さんならどうしますか?
もちろん人に頼って生きていきたいなんて、誰も思っていません
しかし、まだ人に頼らないと、生きていけないのです
仕事がなく義援金を崩しながら生活していく不安を分かって下さい
彼らが言えない言葉を代わって私が伝えます
心苦しく、言いにくい言葉ですが、
まだ支援を必要としています
宜しくお願いいたします
次回2月14日に陸前高田~宮古間に入ります
物資の受付は2月13日までとなります
どうぞ宜しくお願い申し上げます
支援物資募集

● 黒いもの(ジャケット、セーター、シャツ、タイツ、靴、カバン、ストール、など)