ずっと気になっていたお寺にやっと足を運ぶことができました
そこは鵜住居の曹洞宗『常楽寺』
お寺の中まで津波が押し寄せ、中は荒れ果てていました
境内の中に入る手前のお地蔵様は倒れ、腕が取れ、胸も壊れ、その壊れたところからは、血を流したかの様に、赤いペンキが滴っていました
わたしはそのお地蔵さんを数分見つめていました
腕と両胸、そして耳から流れ落ちた赤いペンキ
考えても考えつかない
でも、ありえない現実は、この目の前にあるお地蔵様だけではないんだろうとそう思いました
境内の中は火葬を済まされた遺骨が置いてありました
随分長い間置かれているのでしょう
土ぼこりがかぶり、倒れている遺骨もありました
塔婆がかかれてあったのでご住職は無事だと思いました
それでも気になったので、調べたら、やはり無事だと・・・。
良かったです!
ご住職は出張中で、津波の時はこちらにいらっしゃらなかったそうです
やはり、守られているのでしょうね






胸が苦しくなる写真です
ここに載せるかどうか迷いましたが、やはり今起こっている出来事を目を反らせてはいけないと思い、載せることにしました
メディアが報道することが全てではないということ
まだ、水も電気も復旧されず、クーラーも扇風機もない中で、必死に生きている人々がいることを忘れないでいて欲しい