以前、小説で面白いと紹介させていただいた「ハゲタカ」。
ちょうど一年前にドラマ がNHKで放映され
話題になっていたのでずーっと見たいと思っていたのですが
この正月と今回のお休みで全編6回を観終わりました。

小説は非常に面白いと思いつつ、
経済業界の専門用語が多い難しさもあり
ストーリー展開にも理解に苦しむ場面があります。
ドラマは小説とは全く設定が異なり、
ストーリー展開やキャラクター設定が
非常にしっかりしていて、ハゲタカと呼ばれる
主人公鷲津が人間らしさを取り戻していく様子に
すっかりはまってしまいました。
鷲津役で主演の大森南朋さんは
特にそれまで知らなかったのですが
こんな素晴らしい演技をする俳優がいたとは!
という感じ。
脇が柴田恭平さん、中尾彬さん、大杉連さん、
菅原文太さんなど超大物ばかりなのですが
それに負けない、迫真の演技です。
また、新興IT企業の社長役を松田龍平 、
物語のキーパーソンである原作にはない
役柄の栗山千明 がとてもきいていて
ドラマを盛りたてます。
NHKのドラマなのでCMはなく、まるまる1時間
ビッチリ経済とその背景にある複雑で重い人間模様を描くので、
1話観るともあまりの重さにくたくた。
その分、ストーリーや登場人物に
猛烈に感情移入してしまいました。
ここ1年華麗なる一族以来、重く響くドラマが
なかったので久しぶりに感激しました。
ぜひ、観ていない方はご覧ください。