以前、小説で面白いと紹介させていただいた「ハゲタカ」。


ちょうど一年前にドラマ がNHKで放映され

話題になっていたのでずーっと見たいと思っていたのですが

この正月と今回のお休みで全編6回を観終わりました。


ハゲタカ DVD-BOX
¥8,857
Amazon.co.jp

小説は非常に面白いと思いつつ、

経済業界の専門用語が多い難しさもあり

ストーリー展開にも理解に苦しむ場面があります。


ドラマは小説とは全く設定が異なり、

ストーリー展開やキャラクター設定が

非常にしっかりしていて、ハゲタカと呼ばれる

主人公鷲津が人間らしさを取り戻していく様子に

すっかりはまってしまいました。


鷲津役で主演の大森南朋さんは

特にそれまで知らなかったのですが

こんな素晴らしい演技をする俳優がいたとは!

という感じ。

脇が柴田恭平さん、中尾彬さん、大杉連さん、

菅原文太さんなど超大物ばかりなのですが

それに負けない、迫真の演技です。

また、新興IT企業の社長役を松田龍平

物語のキーパーソンである原作にはない

役柄の栗山千明 がとてもきいていて

ドラマを盛りたてます。


NHKのドラマなのでCMはなく、まるまる1時間

ビッチリ経済とその背景にある複雑で重い人間模様を描くので、

1話観るともあまりの重さにくたくた。

その分、ストーリーや登場人物に

猛烈に感情移入してしまいました。


ここ1年華麗なる一族以来、重く響くドラマが

なかったので久しぶりに感激しました。

ぜひ、観ていない方はご覧ください。