玉森下手から登場してベンチに座る

去年も使ってた
お母さんの絵を描いたっていう映像

マダム上手から登場



マ「ユウタ…ユウタごめんなさい」

玉「やめろよ!
親子の縁を切ったのはあんただよ」

マ「ユウタ…言い訳を聞いてちょうだい」

玉「今更聞きたくない。言い訳なんて」

マ「あなたに本当のことを
言う勇気がなくて…

主人があなたのお父さんが
倒れた日にも私はステージに立ってた。

苦しんでるあなたを見て
私はなんて恐ろしい間違いをしたって。

あなたのためにやったことが
どんどん悪い方へ悪い方へ転がり落ちて…」


玉「もう会うことはないな」



リカさん上手から登場

リカ「あーあ。
せっかくの親子の再会が台無しね」

玉「リカさん?」

リカ「この日を待ってたの…
マダムへの復讐を誓ってから」

玉「復讐?」

リカ「マダムに人生を壊された
私とあの人の復讐。
1年の命と言われたあの人と
3年過ごすことが出来て
子供も授かりました」

玉「あの人?」

リカ「私はその子を施設に預けた…
マダムと1人で戦うために」

玉「それじゃああんたがユウキの…」

マ「これはあなたと私の問題!
ユウタたちは関係ないわ」

リカ「そう!あなたの弱点はユウタ。
この最高の切り札使わない手はないわ」



音符Get It!



歌おわり

玉「やめろ…もうやめてくれ!
じゃあなにもかも言ってやろうか。

あんたが捨てた子供、俺と暮らしてるよ
俺の弟ユウキがあんたの子供だよ!
あんたたちのせいで
なにもかも狂っちまったよ。

いいか!自分たちでやったことは
自分たちだけで片付けろよ!
復讐?そんなの2人だけの間で
決着つけろよ。

もう俺たちを巻き込むんじゃねぇよ!」

マ「ユウタ…」

玉「俺にはあんたたちに関わってる
時間がねーんだよ!
もう俺らの前から消えろ、消えてくれ!」

警察「いたぞ!ユウタがいたぞ!
気を付けろ、あいつはナイフを持ってる」

マ「ユウタ行きなさい」

玉「やめろ!」

マ「早く!いいから早く!」


警察に手首を撃たれるマダム


玉「母さん…」

マ「ユウタ…」

玉「母さん!!」

マ「ユウタ…行きなさい、早く!」


玉森上手にハケる



リカ「私何も知らずに
マダムとユウタを苦しめてた。
ユウタは私の子の恩人だというのに…」

マ「私にあなたを非難する権利はないわね
私たち2鳩も母親としては失格ね」


赤チーム下手から登場

安「ユウキは心臓に重い病気を抱えてるんだ」

リカ「なんですって?」

マ「早く探しに行きましょう。
これからあなたと2人やりなおすのよ」


全員下手にハケる





増田下手から登場

音符All Of Me For You(アカペラ)
増田ソロ



半澤下手から登場

増「チャンプが死んだ」

半「なんだって?」


江田林客席から登場

林「チャンプはユウタに殺されたんだ」

江「このかたき、俺がとりますから」



赤チーム上手から登場

真「チャンプ…」

萩「これからどうなるんだろうな」

真「あいつら黙っちゃいないだろうな」

森「俺たちも気を付けた方がよさそうだな」



音符Fight All Night vs All Of Me For You


曲途中

玉森下手から登場し下手通路からハケる

マダム上手から桟橋に登場しそのまま戻る



曲おわり
宮田山本下手から登場


宮「みんなやめろ!」

林「山本!」

山「俺を刺したのはユウタじゃない。
あのナイフだって俺のだ。
ユウキが持ってたナイフに俺が刺さったんだ」

江「じゃあどうしてユウタは」

宮「あいつはユウキをかばって逃げてるんだ」

林「じゃあなまりの板は?」

山「ユウタだと思ってたけど
それも違うみたいだ」

江「ユウタじゃないとしたら誰なんだ」



リカさん下手から登場

リカ「トシヤ~明日の記者会見
あなたも参加してね」

宮「リカさん、ユウタは知ってるんですか?」

リカ「なんのこと?」

宮「ユウタの曲を黙って使っていることです」

真「あれはユウタが作った曲なのか?」

リカ「許可はあとで取ろうと思ってるわよ」

真「あの曲を歌うのはよそう」

リカ「仕方ないじゃない!
今は取りようがないでしょ!」

宮「だからと言って勝手に使って
いいということにはなりません」


宮「みんなで探しに行こう!」

リカ「安井!」

安「俺も探しに行きます」


リカさん以外ハケる


リカ「あなたたちが大好きなユウタの運命も
もうすぐ終わるわ…」

リカさん下手にハケる








千賀ベッドに乗って舞台中央から登場

ユウキ上手から登場



千「ユウキ!」

ユウ「ケント!大丈夫?」

千「お前は自分の心配しろよ」

ユウ「僕はいいんだ…」

千「ユウキ、諦めるなよ!
大切なことは諦めないことだ。
なにがあっても諦めちゃダメだ。
なりたいんだろ、チャンプに」

ユウ「でも僕の夢は叶わないんだ」

千「ユウキおいで」


ユウキベッドに腰掛ける


千「夢を叶えるためには
夢の協力者が必要なんだ。
ユウキにはたくさんいるだろ?」

ユウ「ケントしかいないよ」


宮田上手から登場


千「トシヤだって応援してるよ。
それにユウタも…」


ユウキベッドから飛び出す


千「ユウタはなぁお前の夢のために
ボクシングを辞めたんだ。
お前を救うためにな」

ユウ「そうなの?」

千「お前とユウタは2人きりの家族なんだ。
親に捨てられてから今日まで
お前を救うためにユウタは頑張ってきた。
最高の兄貴さ」


ユウキ泣く


千「ユウタのこと許してやれるな?」

ユウ「うん」

千「俺もユウキみたいな弟が欲しかったな」

ユウ「僕頑張るよ!だからケントも…」

千「ユウキ、これは俺が初めて
タイトルとったときのグローブだ。
お前にやるよ」

ユウ「本当?
またボクシング教えてくれるかな?」

千「もちろん!今度はユウタと2人でな」

ユウ「ありがとう!またね!」


ユウキグローブを持って上手にハケる


宮「ケント…」

千「ユウキの助かる道は
心臓移植しかないそうだな。
大金が必要だって…」

宮「ユウタも早く言ってくれれば
よかったのにな。
ユウキのために大金が必要だって」

千「ユウキに知られたくなかったんだろう…
あいつどこにいるんだ?」

宮「どうやらリカさんが
なにか知ってるらしい。
なまりの板を入れたのもリカさんだ」

千「なんだって?」

宮「マダムとリカさんの間には
なにか関係があるみたいなんだ。
リカさんがマダムを追い込む理由って…」

千「ユウタは1人で問題を抱えてる」

宮「どうすればいいんだろう」

千「なんだかんだで
俺たち3人が繋がっていられたのは
ユウタのおかげだ。

ユウタとユウキのために
何か出来ることはないか」



千「俺にはなにも出来ない…
お前なら出来る…
お前にしか出来ないんだよ!
ユウタを助けてやってくれ!」


千賀ベッドから落ちて宮田にすがりつく


宮「わかった!
俺に出来ることならなんでもする。
だからお前は休んでろ」

千「この問題が解決したら
昔の3人に戻れる」

宮「昔の3人に…」


音符THE DREAM BOYS
千賀ソロ


宮「その歌!」

千「俺たちの思い出の歌だ」


"さぁ夢が は"で千賀死亡


宮「ケント?……ケント!ケントー!」


宮田千賀ステージ中央からハケる