たぶん…

トータルしたら
私は幸せ者なのだと思う

幼少期は楽しかった
思春期の頃から
家庭はぐちゃぐちゃになったけど
精神的に苦しくても
道からそれることはなかった

児童福祉の世界に携わりたかった

早く自立して、家を出たかった

23歳で結婚
貧しかったけど
それも5年で安定

過去は忘れて
両親を許し
今の家庭を大切に育てた

周りから
『よくグレなかったね』
『優しい、いい子に育ったね』
そう言われた

グレる…
そんなことは全く思わなかった

母を恨むこともなかった
(考え込まない、単純さが良かったのかな…)

自立して
安定した生活の中で
心が乱されることもあったけど
(父の再婚、母の…未遂)

戸建てに住み
優しい旦那さまと
長男

近くに次男ファミリー

大好きな仕事

これからも
この幸せをかみしめて
生きていく

あの日

息子からの連絡を待っていて


心配になって

「いつでも電話に出られるよ」と

LINEしたら


すぐに返事が来た


たくさんの文章の最後に

「今、電話したら泣いちゃいそうだから

さ」

と書いてあった


あなたは私の息子なんだから

私の前では強がったり、我慢しなくていいんだよ


そう思ったけど


一家の大黒柱だから

泣かずに

彼女を支えたんだよね


すごいなって思ったよ


誇りに思ったよ


私はこの先もずっと

あなたの母だから

変わらない愛情とエールを

送り続けるよ



現場が好き

33年間

この積み重ねは

私にとって何だろう


ほかのことは全く分からない

ほかのことは全て素人


ふと気づいたこと

これは?と口にしたこと

常識的に口にすることが

周りにとっては気づきになったりする


だから

これは

33年間の賜物なんだと気づく


ほかには何もできない

これしかできない


だけど

普段なら気づけないことに

少しだけ早く気づけること


本当によかった…

と実感することがあると


ほかには何もできない

この33年間に

感謝しかない


良かったね

これだけを頑張ってきて

良かったね

この仕事が大好きで


これからは

現場より裏方や見守りが

多くなっていくと思うけど


私が大切にしてきたこと

伝えていきたい