初めて会ったんだけど
その子の尻尾は
途中から無かった。

痛々しい感じだったから
何かしらの要因が
あったに違いない。

フリースタイルなのかも。

一方的に話し掛ける
私の存在など
特に気にするでもなく
ふらりと行ってしまった。


寺院や
小さな飲み屋が多い
町の一角で
強かに生き抜く
強い小さな命。

頑張ろう。
夜明けが早いものだから
虎太郎の目覚めも早い。

今朝は五時半だった。


パチっ

と、目覚めて
トコトコやって来るのだ。


ママ、起きて


美味しいカンカンを
ちょうだい。


身を起こすまで
虎太郎は鳴き続ける。

可愛い声で。


ここ数日、
虎太郎のお陰で
すっかり早起きだ。

何か得をしているか?

…思い付かない。


が、まぁいいか。
ばあちゃんと
散歩をしている
シーズーのハナちゃん
←勝手に呼んでいる
は、
ピコピコピコピコ
歩く。

音はしないが
そんな感じ。