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日本製薬団体連合会(日薬連)が行った調査の結果によると、7月末現在、出荷を停止しているか制限している医薬品は、この調査に回答した1万7,035品目のうち、合わせて3,811品目で、22.4%を占めた。
「限定出荷」の内訳は、他社製品の供給不足の影響で新規の注文や増量の受注を辞退するなど「他社品の影響」が1,527品目で最も多く、1万7,035品目の9.0%を占めた。
ほかは「自社の事情」が708品目(同4.2%)、災害や一時的な需要増など「その他」によるものが160品目(同0.9%)だった。
また、1万7,035品目のうち後発医薬品の8,807品目では、「供給停止」が1,024品目で後発薬全体の11.6%を占めた。「限定出荷」は1,831 品目(同20.8%)で、これらを合わせると全体の32.4%を占めた。
一方、供給を停止している757品目のうち、停止の解消見込み「あり」と答えたのは65品目で、8.6%にとどまった。最多は「未定」の545品目で、72.0%を占めた。解消の見込み「なし」は147品目(19.4%)だった。
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医薬品の出荷調整・規制は山ほどあり先が見通せない
出荷停止の内、製造がストップしているものも多数ある
解消見込みがないものに関してはストップしているのだろう
このストップには生産計画上の理由もあれば、原薬が手に入らないという理由もある
メーカーもいつどのくらい生産が出来るのかもハッキリ答えられない状態が続いている
殆どの薬局でこの供給不足を感じていると思う
薬局間で薬の融通はもちろんしているが、それでもどうにもならない
今まではジェネリックだけが出荷停止になることが多かったが、先発医薬品も出荷停止になってしまったのもちらほら出るようになってきた
ジェネリック希望だが先発医薬品になったり
先発希望だがジェネリック医薬品になったり
それでも足りない場合は他の薬局に行ってもらったり
患者にはかなり不便な状況である
うちの薬局では不特定多数に出る薬は1カ月分備蓄するようにしているが、それでも風邪薬系は備蓄出来ない
月の初めに1カ月分入ってきて、それ以上は当月には入らないので
医薬品不足というのも近くのクリニックの先生は分かってくれているので、風邪薬は基本4日分しか出さない
しかも、種類は必要最低限
それで、なんとか回る状態
他には血圧の薬やコレステロールの薬の一部で出荷停止・規制のものがあるので、該当患者には違う薬にしてもらっている
薬は当たり前に供給されるものではないというのが分かるこの2年
患者も少しずつ認知してきていると思うが、薬に無縁な人はこの事実を知らないのかもしれない
当たり前に薬がもらえない可能性があるので、それを念頭に必要な薬を出して、もらえるクリニック、薬局は調べておいた方がいいと思います
そして、基本的には門前で薬をもらうのが良いと思います