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表題の異母兄弟とは同じ精子を使った母親が複数いると言う意味です
ここ近年、凍結卵子やら精子バンクが知られるようになり、利用する人も年々増えているようです
特に海外では精子バンクで優秀な遺伝子を求める女性が一定数いるため、そういった産業も成り立っているとのことです
ここでいう優秀な精子とは学歴だったり、病歴が無いだったりする訳です
なので、健康な医師で、さら容姿の良い人のの精子が人気だったりします
実際に副業として、精子提供をしている医師は世界で見ればいるでしょう
その医師の精子は人気になるので、同じ精子をもらう女性たちがいる
そうして、知らずの内に異母兄弟が出来上がるのです
戸籍上は異母兄弟でも何でもないのですが、遺伝子上は異母兄弟です
ある意味、種馬が色んな女性を妊娠させている様な状態
短期的かつ少数で見れば、特に問題は起こりませんが、これが長期的かつ多数で見ると色んな問題が出てきます
その1つが近親相姦です
同じ精子の父親を持つ子同しの出産が起こり得て、普通では発現しにくい潜性遺伝(劣性遺伝)が発現しやすくなる
これが1組とか2組とか少数であれば、世界的な影響は少ない
しかしこれが何百組と出来ると、今まで発現しなかった遺伝子疾患が発現しやすくなったりもし、それが重症なものであれば、健康な人が少なくなっていくという循環に陥る
これは元々が優秀な遺伝子であったため、その子も優秀である確率が高く、またその子が精子バンクに精子を提供する可能性があるという問題点がある
父親の精子で生まれた自分と父親の精子で生まれた精子を使った子を産む可能性も出てくる
そうすると知らない間に同じような遺伝子を受け継ぐという循環に陥る
こういった話を聞いたことがある
日本の和牛の種牛は数頭しかいない
だから、ほとんどの和牛肉の父親は同じである可能性が高い と
元々、食用で産まれたのだから、父親が同じでも問題ないが、繁殖用でこれをすると大変なことになると
本当かどうかは不明だが、品質を保つためにはそれなりの質の親を確保しないといけないことから、あながち間違いではないのではと思っている
精子バンクは便利で優秀な自分の子を産みたいという母親の希望を叶えてくれる利点はある
しかし、それが普及し過ぎると、悪影響も出る可能性がある
潜性遺伝(劣性遺伝)は元々、発現しない方が良い場合が多い
だからこそ潜性遺伝(劣性遺伝)なのだから、それが普通になることはどうなのかと思ったりもする
ちなみに精子バンクに関しては経歴を詐称して高額な報酬を受け取っている人もいるので、書面上優秀でも実際は劣等だったりすることもあるので、注意が必要だったりする
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