アマゾンが薬局に参入みたいな見出しをみたが、色んなニュースサイトを見ると、どうやらオンライン服薬指導や電子決済のプラットフォームを提供するだけみたいだ

 

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Amazon、処方薬ネット販売に参入 中小薬局と患者仲介(日本経済新聞)

中小薬局と組み、患者がオンラインで服薬指導を受ける新たなプラットフォームをつくる方向だ。利用者は薬局に立ち寄らずに薬の配送までネットで完結できる。店頭販売を重視する日本の調剤薬局ビジネスの転換点となる。

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結局、プラットフォームだけなので、人件費リスクや在庫リスク無しで、利益を取ろうって話なんだと思う

 

令和4年度の現在、オンライン診察やオンライン服薬指導の法的整備が整ってきて、一定の要件を満たせば、オンライン診察やオンライン服薬指導が出来るようになった

 

それに加え、令和5年度には電子処方箋の運用が開始される予定である

 

これを商機と見て、アマゾンがこのプラットフォームに参入しようと画策しているのだと思う

 

実はこのオンラインのプラットフォームを既に運用している会社は(アマゾン以外で既に)ある

 

どこの会社かは忘れてしまったが、そういった存在が既にある

 

利便性を追求して、アマゾンが優位に立つのか、それとも他が優位に立つのか。。。

 

大企業などは自社でプラットフォームを作った方がよい可能性もある

 

オンラインで完結出来るのは患者にとって利便性が向上し、薬局によっては処方箋枚数がアップする可能性がある

 

しかし、アマゾンなどの外部のプラットフォームを使用したとして、その利用料が1回当たり数百円も取られ様なら、経営が立ち行かなくなる可能性もある

 

外資系の企業向けクラウドは有料なのだが、アマゾンのクラウド『AWS』も例に洩れず有料だった気がする

 

そして、近年値上げをしたと記憶している

 

薬局の利益率が年々下がってきているので、インフレとか人件費高騰とかで値上げをされたら経営が出来なくなる

 

医療業界は閉鎖的で安定的に利益を出せると言われているが、利益になる部分はちょっとしたことで直ぐにマイナスになる業界でもある

 

調剤の外部委託にしても、委託費がいくらかで話は全然変わってくる

 

調剤予約とかのアプリがあるが、自社開発でないものは基本的にお金がかかる

 

この前、うちの薬局にそういったアプリを使いませんか?って営業がきた

 

少し話を聞いたら、アプリ経由で予約して、お薬渡したら1件につき300円取られることになっていた

 

基本料の30%が取られる計算になる

 

これはかなり大きく、そんなんで処方箋が増えたとしても、人件費を安く出来る訳じゃないので、微妙になってしまうだろう

 

まぁ、薬剤師が少し過剰くらいならば、利益率減っても、少し処方箋が増えた方が無駄が減っていいかもしれないが。。。

 

アプリ利用、外部委託、オンラインのプラットフォーム利用等すべて使ったら、利益が消えるような気がする

 

1件100円未満ならば使う価値は出てくるかもしれないが、全てはお金次第だと思います

 

アメリカではアマゾンが薬局を作って、オンラインで完結できるようにみたいな話を聞いたことがありますが、現在の日本では利益が出しにくくて微妙だから、プラットフォームだけにして、利益率を高めようってことなんだと思います。

 

日本でオンライン服薬指導や、薬の郵送するにしても、実店舗が必要で、処方箋枚数に合わせた薬剤師も必要です

 

そうすると家賃や人件費がそこそこかかるので、うま味が無いと判断したんでしょうね

 

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