※以下の内容は個人的感想であり、以下の情報が正しいとは限りません。
それを理解した上でお読みください。
小林化工のイトラコナゾール錠50「MEEK」にリルマザホン塩酸塩水和物が混入していた事件については大変憤慨しています。
手順書無視の挙句、医薬品の取り間違い。
1錠中にリルマザボンが2.5倍量の約5mg含有。
イトラコナゾール錠(50)が通常4錠で使われることを考えたら、リルマザボンを1日10倍量飲んでいることになる。
私の経験から、リルマザボン自体弱い眠剤なので、1mg程度であれば眠気等出ても、ちょっと眠いかもって程度だったと思うのです。
しかし、時間がたつにつれて、色んな情報が出るわ出るわ。
流石に10倍量は寝るよ。
私みたいに耐性がある人でもウトウトするよ。
これによって、ジェネリック業界に逆風が吹くこと間違いなし。
確かに、ジェネリックは薬価が先発より安いが、その価格を決めているのは国。
なので、国から決められた値段で売って、その売り上げに応じて何らかしらのコストを今までは2年に1回。これからは毎年、削減しなくてはいけなくなる(薬価改定が今までは2年に1回だったのが、今年から毎年になる。そして、薬価改定すると、ほとんどの薬は値下げさせられる。)
コストダウンによってまず削られるのが、人件費でしょうが、人件費はかかる時間に比例して多くなるので、一部手順を飛ばして、時間短縮を行ったのでしょうね。
こう言えば、ジェネリック会社危ないと思う人もいるでしょが、薬価改定で安くなるのはジェネリックだけでなく先発品も安くなるので、先発メーカーもどんどん利益が取れなくなっています。
そのため、古い薬は他メーカーに譲渡している物が多いです。
ジェネリックに限らず、先発メーカーでも回収する医薬品は多いですが、今回みたいに健康被害、または健康被害による二次被害(交通事故など)が出るケースは先発、ジェネリックメーカー合わせてもほとんどないので、これがジェネリック会社で出てしまったことに残念に思います。
現段階の情報では、他の医薬品も手順書とは違う製法で作っているものもあるようで、監査の情報待ちな部分もあります。
そのため、小林化工の全製品で出荷停止措置が取られていますが、回収費用や新規出荷停止、損害賠償のことを考えると廃業もしくは吸収合併は避けられないのではないかと思っています。
決められた法律に基づいて、決められた手順の上、何かあれば補償すべき時案になるのでしょうが、これはね。。。
色んな不正や回収は毎年の様に聞きますが、ここまで健康被害が出るのはここ10年以上は聞いたことがないです。
発癌性物質が発見されたとかは微量過ぎてそれで健康被害出るの?焼き魚の焦げとかの方がよっぽど数値高いよ。
効果が無いものをあたかも効果があるようにうたったり。まぁ、効かなかっただけで悪くなって無いもんね。それより健康食品の方が危ないの使っているものとかあるよね。
とか。
ジェネリックが取り上げられていますが、これって製薬業界全体の問題で、先発だから安全。ジェネリックだから安心という訳じゃありません。
ただ、現場としては規定通りに作られず、規定通りの物が出来ないのであれば、薬という物自体の信用墜落が恐ろしく思います。
昔、患者さんと話している時にジェネリックは安全か?の問いに法律通りに作っていれば先発もジェネリックも安全だし、そこを隠されると先発でもジェネリックでも効果、副作用を担保出来ない。と言ったのを思い出します。
薬は安全が担保されて初めて意味があるので、こんなケースは二度と起きてほしくはないです。
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