結婚後に家事等が出来なくなってしまった妻の話
元々は家事が出来る人なので、結婚当初は毎日朝昼晩と食事を作り、掃除、洗濯などもちゃんとしていました。
旦那も専業とはいえ、尽くしてくれる妻に大層感謝をしていました。
しかし、日に日に感謝の言葉は減り、いつの間にか会話すら減ってきました。
そんなある日、妻は家事が出来なくなりました。
原因は不明
やる気が出ない。起き上がるのも億劫。
でも、家事はやらないととは思っているのです。
最初は旦那も心配をしていましたが、そんな日が続くと、いつまでだらけているんだと怒り出しました。
自分を責めていたところに旦那からの叱責
もうどうしたらいいのか分からずパニックになります。
でも、自分で考えても分からない。
近くの病院へ行っても安定剤を出されるだけでよくならない
自分がダメ人間のような気がして死にたくなる毎日でした
そこに風の噂である病院に出会います。
そこの医師は変人で、旦那にご飯を作るのは貴女の人生において不要なものと言い切ります。
そして、旦那がお金を稼いでくれているのだから、自分は働かず、そのお金で好きにすればいいじゃないかと言います。
妻はその言葉に驚きながらも、その言葉をまんま信じることは出来ませんでした。
お金を稼いでくれている旦那に少しでも何かやってあげないと自分が壊れそうな気がしていたのです。
そうしないと、自分で自分を責めてしまうから。
しかし、旦那の為に何かをしようとしてもなかなか上手くいきません。
診察やミーティング、シェアリングなどを経て、少しずつ誰かのためにやらなくてもいいのかもと思い始めました。
そして、何もしなくてもいいんだと思えたとき、うつ症状が少しだけ軽くなりました。
しかし、何もしなくていいと言うことは、相変わらず旦那には何もしないということであって、表面的なことは一切変わっていません。
でも、内面は確実に変わってきました。
死にたいと言う人には、死ねばいいと簡単に言う医師なのだから、診察時にはもっと色んなことを話していたと思います(死について簡単に話すので、その言葉に重みは無く、死ぬことを重く考えさせないような気がします)
そして、徐々に自分が楽になるための発想や行動が出来るようになってきました。
それが、専業主婦でありながら、家のことは何もしないという選択です。
実際にこのような選択で離婚になる夫婦もいますが、辛い状況のまま結婚生活をするよりは、離婚になったとしても楽になれる方法を取った方がいいというのがこの医師の方針でもあります。
なので、死が一番その人にとって幸せであれば、それを否定しません。
それにこのような選択の結果、離婚となったときには生活保護になる可能性が高く、生活保護自体も否定しません。
ただ1つ他人を蹴落とすことだけは否定します。
誰かと比べ秀でたいならば、蹴落とすのではなく、努力して自分が上になるように示唆します。
家事の放棄の原因は旦那、もしくは結婚生活にあったと考えるのが妥当だと言えますが、その結婚を否定出来る人は多くありません。
明らかに旦那に不適当なことがあれば別ですが、上記のように一見普通に見える家庭でも不具合は生じます。
でも、その普通が落とし穴であり、変なことは無いのに調子が悪いと自分のせいにしてしまうことが多いのだと思います。
すぐに他のせいにするのも難があると思いますが、良かれと思ったことが、実は自分にとって良くないこともあることを知るだけ少しは世界が変わるかもしれません。
そんな一例です。
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