今年は２４日、２５日が薬剤師国家試験日でしたね。
今日は私の経験談を
私はドラッグストア・調剤併設の会社から内定をもらっていての受験でした。
先に言うと現役受験時に１度落ちました。
４年制の時期の時分でしたが、４年次に卒論や学園祭の準備、その他諸々で忙しく勉強の時間がまともに取れなかったのと、薬学関係の理解が上っ面だけだったのが敗因だったと、１浪受験時に思いました。
学校の試験では赤点ギリギリや再試験でなんとか合格を繰り返しての進級や国試３日前に単位が取れてない科目の追試をしていたので、今思えば落ちて当たり前なのですが、そんな私でも自己採点では合格点より２点足りなかっただけなのですから、もうちょっと運が良ければ、実力もないのに合格していたわけです。
ぶっちゃけ、そんな上っ面の知識だけの薬剤師は結構いると思うのですよね。
私の場合は国試が落ちても、普通の社員としてドラッグストア勤務で通常業務+医薬品売り場担当にさせてもらえて、色々勉強をさせてもらったのが良かったです。
落ちた人でも運が悪いと医薬品に近づくことも出来ない業務だったりするので。。。
私はそこで医薬品成分や健康食品の成分を覚えたり、何に効くのか調べたりしていたわけですよ。
でも、上っ面しか勉強してこなかった私には上っ面なことしか分からず、この成分はこれに効くみたいなテンプレートしか用意出来なかったのです。
で、半年間勤めてたところを受験勉強に費やすため、半年間休職して予備校に通うことにしました。
で、そこで色々覚えていくのですが、予備校は国試合格が第一。
でも、上っ面だけでは合格が安全に出来るとは講師陣は誰も思っていないわけです。
なので、中身や他教科との紐付けもやってくれるのです。
薬理と生化を紐付けしたと思ったら、病理がつながって、、、みたいな
で、先に上っ面だけ覚えた薬の知識が出てくるわけです。
そうすると、あの薬はこういう作用で、こう働くから、こういう効果が出るのか。
また、この作用ならば副作用的にこういう反応が出る可能性があるから、他の臓器にもそう影響するのかなどどんどん知識が深まりました。
そして、膨大な情報量を最小限のまとめにして、覚える量の最小化も出来ました。
この最小化には全教科の理解が必要で、他教科にまたがる情報はまとめて１つに作業にする必要があったので、必然的に紐付け作業をしていました。
それと当時付き合っていた彼女が１つ下だったので、一緒に国試勉強と言う名の勉強を教えることで、更に理解を深めることが出来ました。
そんなこんなで、１浪した国家試験は自己採点する前から結構自身がありました。
もちろん、全てが分かるわけじゃありませんが、去年の分からない方が多くて合格点のマイナス２点より、分からない方が少ない今回の方が点数は上だろうし、それで落ちるわけがないと感じてました。
実際、余裕の合格で元の職場に復帰しました。
仕事現場→予備校→国試→現場 と手順を踏んだおかけで、現場に戻った時の薬学の知識の応用や利用が１年前と全然違いました。
前はA→Zの発想が
この時にはA→B→C→X
A→D→E→X
A→D→E→Y
など多彩な発想と答えが出るようになりましたし、新たなよく分からない食品の添加物にも、あぁあれか。と分かるようになっていました。
（その例として、コエンザイムやオルニチンなどは現役時よく分かっていませんでした）
ちょっと、遠回りをしたような感じもありますし、時間とお金はかかりましたが、結果良かったと思っています。
何故なら、現役合格していたら、自分でここまで掘り下げて勉強することもなかっただろうし、知識も定着しなかったと思います。
また、自分一人で同じ量を定着させようとしたら１年使っても無理ですし、国試受かってから予備校へ行こうとも思わないでしょう。
それに受かっていたらあそこまで必死に勉強しなかったと思います。
（予備校通学時：朝６時家を出て、10時～16時授業。16～20時くらいまで自習。23時前帰宅。彼女と勉強の話。寝るの繰り返し。）
実際、勉強時間は12時間程度ですが、それを週６でやっていたのは人生初でした。
と、と言うことで、受かってもうかうかするな！
現場入ったら覚えることたくさんあるんだからな。
また、落ちた人も落ち込むな。
再度、勉強して知識を深めれば、就職したとき楽だぞ！
元の元がしっかりしていれば、新たに覚えることも楽だしな。
受かっても落ちても無駄にはならない。
これが私の経験談です。
受験生 お疲れ様。
おまかせ広告です
押してくれるだけで買わなくても大丈夫なものですので、ポチッ
と協力お願いします
そして、いつも押してくれている方ありがとうございます
--------------------------------