日本って色んなところに補助や公費が投入されていますよね。

そんな公費の一部についてのお話。

 

保険医療の公費についてのお話ですが、生活保護は除いて、一番使われている公費は、おそらく乳幼児子供助成だと思われます。

 

本来、通常の健康保険では、乳幼児は2割負担。子供から前期高齢者は3割。となっていますが、各自治体の助成により、ほとんどの市町村は中学生までは無料としているところが多いと思います。(自治体によって違います)

 

私の住んでいるところは多数と同じ、中学生まで医療費無料で、勤め先では、子供が3人いる家庭では高校生まで医療費が無料となってたり様々です。

 

あとは以前に少しだけテレビで話題になった難病の助成もあります。

昔は少数難病を無料化していたのに対し、今は根本治療が無い、かつ画期的な薬が無い病気に対し、所得に応じて助成するシステムになりましたね。そのおかげで助成対象の病気が一気に増えましたが、無料だった人が有料になったケースもあり、一部でブーイングがありましたが、限りある財源をどう振り分けるかは、お役所の仕事で今回のケースは自己負担は多少あっても、助成してもらえる人を増やそうということを目的としているので、私は良かったと思っています。(難病指定されると自己負担が発生されるケースが多いですが、自己負担上限と言うのもがあり、月5千~2万になります。)

 

他にも原爆被害や自立支援などの助成もありますが、すべてに言えることは、自分から申請しないと助成を受けられないことにあります。

 

助成や援助を受けたい場合、日本のシステムのほとんどが自己申告によってでしか受けられないのです。

医療に関しては、医師の診断書が必須になるので、役場の他に病院にも相談が必要になります。

 

自己申告だから書類に不備があれば通らないし、逆に書類さえしっかり書いてあれば通るという、何ともしがたい状況にあります。

 

前述に書いた生活保護に関しては書きたいことがいっぱいありますが、それを書くと書ききれないので、それ以外にしますが、自立支援者でも、本当に必要な薬なのかと疑問を持ちたくなるような人がたまにいます。

1種類2種類は分かりますよ。

平気で5種類とか超えてもらう人がいますし、出す方も出す方だと思ってしまいます。

 

病院は患者に来てもらわなければ、お金がもらえないわけですし、必要だと言われれば、出さざるを得ないのかもしれませんが、

 

???

 

と思ってしまう人がいるのも事実です。

 

薬で治す病気もあるのでしょうが、ほとんどの薬は病気を治す補助でしかないと言うのが、私の持論です。

 

風邪薬も風邪を治すわけじゃない。症状を楽にして治るまでの補助。

痛み止めも、痛みや炎症が無くなるまでの補助。無理をすれば炎症はなくならないので、治すのは自分のライフスタイル。色んな制限でそれが出来ない人は飲み続けるしかないのですが、決して治しているわけではない。

抗うつ薬もそう。薬で楽になることはあっても、根本を治すわけじゃない。なので、根本が解決しない限り、薬は必要になってしまう。

 

抗うつ薬や睡眠薬を使っている身として、本当にそう思う。

 

必要な人への助成はしっかりと行うべきだが、本来の助成とかけ離れているのであれば、打ち切る必要があるのも現実だと思う。

だが、指針となるのが、自己申告と診断書では役所が打ち切ることなど到底出来やしないのだろうと常々思うのでした。

 

あと、医療費が高い。。。と思っている方は、市役所で相談するといいです。

聞かれなきゃ答えない。それが日本です。

知ることで受けられる助成があるかもしれませんので、まずは知ることから始めましょう。

 

日本の公費助成制度は素晴らしいものだと思っています。

その素晴らしさが財政圧迫にしている一端であることは事実だと思います。

でも、税金を出している人には助成を受ける権利があります。

それを知ってもらえたらと思います。

 

おまかせ広告です。

押してくれると嬉しいです照れ

--------------------------------

 

↓ぽちっとしてくれたら喜びます↓

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
にほんブログ村