大怪我をしないために
大怪我を負うケースのほとんどは、
投資経験がある程度長い個人投資家は、ITバブルの崩壊で辛い経験をしたでしょうし、信用取引を派手にやっていた場合は多額の負債を背負うことも珍しくなかったと聞いています。昨年からの住宅バブル崩壊による下降トレンドでも、大多数の投資家が多額の含み損を抱え、または多額の損失を出しています。
いかに損失を最小限に抑えられるかは、上昇トレンドが転換した直後にどのような対応が取れるのかで決まってきます。それは、ボックストレンドや下降トレンドが転換した場合と違って、「損失を追う最悪の機会」となるからです。だから、上昇トレンドの転換が確認できたら、保有株はすべて現金化して次のトレンド確定を待つことがベストな選択になります。
そして、資金的に余裕があることから、リスクを限定しての条件付きならば、大暴落した局面で積極的に買い向かうことも可能となります。
以下に大怪我をしないための要点を整理します。
(1)上昇トレンド転換直後は、保有株を現金化して次のトレンドを待つ
(2)上昇トレンドの次のトレンドが確定するまでは、信用取引は絶対にしない
(3)欲張らずに、焦らずに、余裕をもって売買する
(4)この株価で買ってやられたなら仕方ないという株価でしか買わない
これとは逆に、いかに利益を最大限にあげられるかは、ボックストレンドから上昇トレンドに転換した直後、または下降トレンドの転換した直後(この時点では次のトレンドが上昇トレンドかボックストレンドかはわからない)に、迅速に積極的に買いを入れることです。
多くのエコノミストやアナリストが経済の流れを読み間違え、またはテクニカルを過信して、日経平均は14000円が底、そしてさらに下がると12000円が底と言っていたのは記憶に新しいところです。
私がブログ上で、14000円に戻したときに、最後の逃げ場として良心的なメッセージを発信したときも、「エコノミストやアナリストが強気に転換しているのだから、中原さんも強気に転換してください」というような趣旨のメールをたくさんいただきました。
今まで散々予想を外してきたエコノミストやアナリストの影響力は依然として強く、多くの投資家が経済や市場の流れを見誤る大きな要因になっているように思われます。