荏原(えばら)製作所はポンプ、風水力機械、浄水設備、排水処理などの環境問題に取り組む設備を製造する
企業で今後ますます需要が伸びると考えられています。
もともとはポンプのメーカーとして世界トップクラスの技術があったのですが、その技術を生かして
半導体や電子部品に必要な真空ポンプを作り、さらには下水道やゴミ処理の環境事業にも
力を入れ始めています。

特に環境においては個人でも省エネやエコを意識する人が増えていますが、個人で出来る事は限られていますよね。
それよりももっと重要な事は企業が省エネを行う事です。施設や設備に多くの水や電気を使っているところは
多いでしょう。それは商品を作るために必要な工程なのかもしれませんが、荏原製作所の省エネを意識した製品を
作る事で、水や電気の利用を減らす事が出来、大幅は省エネで経費の削減と地球環境に優しい商品を
作る事が出来るようになるでしょう。そして消費者は環境問題に取り組んでいる企業をちゃんと見ています。
そのため企業のイメージもアップして商品の売れ行きも好調になるかもしれません。
省エネの製品に加えて荏原製作所はアフターケアもしっかりした会社なので、製品のメンテナンスや
故障も少なく、快適に作業が出来るはずです。
荏原製作所といえばポンプで有名です。
元々ポンプを専門に製造する会社として設立され、現在では給水加圧ポンプの分野ではエバラポンプの名で広く知られる、世界でもトップクラスのメーカーです。
更に、この風水力機械の技術を用いて現代においては不可欠である半導体や電子部品に必要な真空ポンプ装置の研究開発、環境保全機器の設計やコンサルティングも行なっています。
そして同社の精密・電子部門においては半導体チップの製造過程になくてはならないCMP装置の開発製造においても高い評価を得ています。
CMPとは、化学機械研磨(chemical mechanical polishing)の事で、例えば身近な例で言えばパソコンなどにそれこそ必要不可欠なCPU。これは半導体を用いて作られます。
この製作過程で表面を平坦に仕上げる必要があるわけですがこういったところにこの技術が使われているのです。
今現在、これを書いている私のパソコンでも、ご覧になっている方のパソコンでも、この技術が使われているというわけです。
荏原製作所のCMP装置は2010年には累計出荷が1500台を超え、業界では高評価です。荏原製作所のCMPの特徴はなんといってもその技術力により開発された洗浄機と研磨機を一体化した「ドライイン・ドライアウト」方式。
この方式はなんと世界初で、常によりよいモノを創りだそうという熱意が評価につながるのでしょう。
荏原製作所はポンプ会社として有名なだけあり、さまざまな機材を作成していることになります。
直接その機材を見る機会というのはそこまで多くはないかもしれませんが、自分達の生活に大きく関わりを持っていることになると言えます。
下水の設備や、道路などの設備でこの荏原製作所の機材が利用されている事も多くあり、知らないところでしっかりと役割を果たしていることになるとも言えるでしょう。
ビルなどの送風機などは、会社勤めをしている人であれば関わりをもつ機会があると言えます。
空調設備なども対応していることになるので、数多くの人が知らず知らずのうちに荏原製作所の恩恵を受けていることになるとも考えることができます。
このような生活に近い部分で活躍していることもありますが、それだけではなく、廃棄物処理や発電所などでも機材が活躍していることになり、本当に生活に密着した部分でしっかりとした役割を果たしてくれていることになると言えます。
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そのため荏原製作所の与える影響力というのは大きくあり、自分達の生活には欠かせないものになっていると考える事もできるでしょう、知らないところで活躍している機材を意識することができれば、今まで見えなかったものに対しても意識を向けることはできるようになると言えるでしょう。