「アメブロは集客に強い」というアメブロ伝説
アメブロでパワーブロガーになって稼ぐ、とか私はこんなにアメブロで儲けている、などという言葉がブログサーフィンをしているとあちこちで目に留まります。
さらに「いかにしてアメブロのアクセス数をアップさせるのか」というハウツーを売りにしている人も沢山います。
この手のものは結局よくある情報商材なので、私は正直余り好感は持てませんが本当に沢山存在しているようです。
・とにかく沢山読者登録、できれば同業者と相互読者登録するといい。
・ぺたをつけまくると「ぺた返し」が期待される。
・他のアメブロの記事にコメントを付けて自分のブログに誘導する。
・一日3記事以上更新し続ける。
等々・・・・
パワーブロガーと言われるようになった人達によるとブログを初めてから数か月以上の長い期間、ひたすらブログ巡りをし、一日のうち大半の時間を「一日に何度も記事を更新」し、「読者登録」と「ぺた」、「コメント付け」に費やしたのだとか。
否定的な意見も多い
一方、アメブロで稼げるを謳うブログとは別に、アメブロが本当にアクセスが集めやすいのか、集客に強いというのは本当か?を検証していて実はウソであるとするブログ記事もあります。
集客に強いというのはウソである、とする説によると、
・同業者と相互読者登録したところで全く意味がない。
・どんなにぺたを付けたところであくまでも「ぺた返し」はぺたを返しに来る人にとっては単なるノルマであり、ぺたが付いたからといってブログを見てもらえたわけではない。
なるほど そうかも知れません。
ブログを見て貰いたいのは、見込み客なのに、同業者同士で更新情報をチェックしあったところで意味がありません。
「ぺた」もそうです。ぺたはアメブロだけの機能ですからアメブロのIDでログインしている人以外は付けられませんし、「ぺた返し」もアメブロユーザーのみです。
それにアクセス数が多く集まりやすいといっても、そのアクセスの殆どはアメブロユーザーによる「ぺた返し」の為のアクセスなので純粋に検索してブログを訪問してくれた人は実際には非常に少ないと言えます。
2000万人ものアメーバ会員に、チラシ投函してると思えば安上がり
例えばトイレのリフォーム屋さんがチラシを制作して住宅ポストに投函したとします。多くの人は気にも留めずチラッと見ただけでゴミ箱に入れてしまいますね。
けれども中には「あ、うちのトイレ、古いからそろそろ変えたいと思ってたんだよね。」という人もいてじっくりチラシに目を通してくれるでしょう。
こうしたチラシのヒット率は、新聞折り込みで0.40%、ポスト投函で0.60%だそうです。
話をアメブロに戻しますが、何しろ日本で第1位のレンタルブログサービスと言われるアメブロは、アメーバ全体の会員数は2012年時点で2000万人(Wikipediaより)というのだから半端ない数です。
たとえ訪問客の多くがこちらの働きかけに対しての単なる固定のリアクションだったとしても、その中のいくらかはチラシの投函と同じように「あ、私の今かかえている悩みを解決してくれそうだな」とか、「このブログは信用できそうな情報が沢山あるみたいだから読んでみようかな」と気に留めてくれる人も出てくるでしょう。
そうです、「読者登録」も「ぺた」付けも、チラシを撒いていると思えばいいのです。むしろ家を選んで投函することも出来るのですから逆にヒット率も高いというもの。
もちろん、ブログの中身がちゃんとしているのは大前提ですけどね。見せたい情報が整理されていないチラシではやはり誰も見てくれませんから。


